“Shot on Hyundai”!? 車載カメラだけで撮影された韓国映画

日本では若者の車離れが大きな社会問題として叫ばれるようになって久しいですが、どうやら海外でも状況は同じなのかもしれません。低迷する経済や長引く物価上昇を経て、隣の韓国でもZ世代の興味関心が車に向きづらいという課題を抱えているようです。

同国を代表する自動車メーカー・ヒョンデが新たに発売したEV車・IONIQも、大量の広告宣伝費をかけたのにもかかわらずターゲットとなる20~30代の興味を引くことが出来ませんでした。そんな状況を受けて同社が行ったのは、広告そのものをリアルなエンタメに昇華させるという大規模なPR映像の制作でした。

「ナイトフィッシング」というタイトルで公開されたのは、13分尺の映画。Web上で公開されるのではなく、1ドルという破格で実際に映画館で公開されました。この映画にはある秘密があり、それはなんと全編IONIQに搭載されている7つのカメラで撮影されたのです。車載カメラならではの独特なアングルを映像表現として活用することで唯一無二のトンマナを実現しました。

あまりにも高い独自性と話題性を帯びた作品として、同時期に公開された他の映画と比べて3倍もの売り上げを叩き出し、メディア露出率は100%、Z世代の検索数も200%上昇させることに成功した「ナイトフィッシング」。若者の車離れに加えて広告離れも叫ばれている時代において、新たなブランデッドコンテンツのヒントになるのではないでしょうか。

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