チェーンソーでケーキ入刀!? あまりにも印象的なSaaSのCM
米カリフォルニア生まれのCAKE.comは、その可愛らしい会社名とは裏腹にB2B向けの業務改善ツールを展開する硬派なソフトウェア企業です。
世界中の企業が参入しているSaaS業界において少しでも目立つため、クールでスタイリッシュなのにどこか可愛げがある同社のブランディングを体現しつつ、彼らのサービス紹介にも繋がっているインパクト抜群なCMが公開されています。日本では需要と供給に対して直接的な言及をしがちなSaaSのCMが、CAKE.comの手にかかるとどのようなクリエイティブになるのかを比較してみましょう。
“Choose the Right Tool(正しいツールを選ぼう)”というタイトルで公開されたCMの舞台となるのは、とあるカップルの結婚式場。厳かなムードの中、式が執り行われるのかと思いきや、映像の冒頭から参列者たちの顔に“何かの破片”が飛び散っている様子が映し出されます。
クリームのような、スポンジのような……とにかくたくさんの破片が飛んでくる彼らの目線の先にあったのは、巨大なウェディングケーキをチェーンソーで切っていた新郎と新婦の姿でした。
正しいツールを使わないとどんなに素敵な会であってもとんでもない状況になってしまう……まさにビジネス課題を抱えるCAKE.comの取引先にとってわかりやすいメタファーが企画の中心となっており、サービスの詳細そのものには言及していないもののとにかくインパクト重視で走り抜けたCMであることが伝わる内容になっています。
複雑なサービス内容であることが多いSaaSだからこそ、あえてその深いところまで触れることなくまずはブランド名から認知してもらおうと試みた意外性抜群な施策でした。
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