5038人の“インフルエンサー”を巻き込むことに成功した、コロナビールのInstagram施策とは?

アルコール飲料大手のコロナビールは、フルーツフレーバーを中心とした炭酸アルコール飲料・コロナトロピカルを南米エクアドルで発売したことを低予算でアピールすべく、Instagram上にいる一般ユーザーたちにコロナトロピカルの写真を投稿するよう呼びかけた施策を実施しました。

“5,038 Influencers(5038人のインフルエンサーたち)”と名付けられた施策は、Instagramのストーリーズ機能を使い、コロナトロピカルの写真を投稿した一般ユーザーに対して同じ商品を1つプレゼントするというシンプルなもの。限られた予算だからこそ一般人をターゲットにすることで、認知度だけでなく売り上げも大きく増加させることに成功したようです。

施策の概要を伝えた動画では、そもそもコロナビールというブランドはビールの会社であるというイメージが強すぎるということと、コロナトロピカルが該当する炭酸アルコールカテゴリー・セルツァーがエクアドルではまだ無名であるという課題を伝えるところからはじまります。

その課題を克服するためにインフルエンサーを起用したくても、予算の都合から叶わなかった同社が着目したのはInstagramに存在する一般ユーザーたち。コロナトロピカルのアカウントにメンションを送りつつ、同商品の写真または動画をストーリーズに掲載した人に商品を1本送るプレゼントキャンペーンを実施しました。

17日間のキャンペーン期間を通じてコロナトロピカルのアカウントは1600人のフォロワーを獲得し、インスタグラム上のポジティブセンティメントは84%を記録し、さらに売り上げそのものを297%伸長させることに成功しました。たとえインフルエンサーであろうが一般人であろうがフォロワーはフォロワーであると割り切ることで、少ない予算でビジネスに大きく貢献することができたようです。

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