「町田駅は、新江ノ島水族館へ続いている。」普段見えないバックヤードをのぞく体験型広告
新江ノ島水族館は、2026年7月13日(月)から9月30日(水)まで夏の特別展「えのすいまるごと大解剖展」を開催中です。
これに伴い、7月26日(日)までの期間限定で、小田急小田原線町田駅の改札階コンコースで、壁面ポスターや柱ポスター、頭上フラッグ、カフェのガラス装飾などを展開する駅ジャックを実施しています。

「町田駅は、新江ノ島水族館へ続いている。」というコンセプトを掲げ、バックヤードを紹介する展示テーマと駅の空間を連動。日常の移動空間にいながら、水族館の世界観に触れられるユニークな仕掛けが光る広告となっています。
駅の壁や柱のポスターには、穴が開いたようなグラフィックデザインを採用。穴の枠内にイルカプールの地下窓やクラゲの飼育室といったバックヤードの写真を配置することで、まるで舞台裏をのぞき見しているかのような視覚効果を生み出しています。

日常的に利用する駅の壁へ非日常的な穴を出現させることで、通行中の違和感から視線を集め、その先にある水族館の裏側へ関心を向けさせる効果が期待できるでしょう。広告で情報をすべて見せるのではなく、一部だけをのぞかせることで、続きは現地で確かめたいという興味を引き出しています。
また、駅改札内にあるカフェ「FORESTY COFFEE 町田店」では、店外側のガラスに魚が泳ぐ水槽、店内側に魚の骨格や特設解説を配置。ガラスの表と裏でデザインを変えることで、駅の通路から一歩入るだけで水族館の舞台裏を体感できるような、空間のギャップによる臨場感を生み出しています。


あわせて、小田急電鉄のキャラクター「もころん」と水族館の「あわたん」のコラボレーションも実施しています。
同店と水族館のそれぞれで販売する限定ドリンクには異なるキーホルダーが付属し、2つを並べるとキャラクター同士が向き合うデザインに変化。ファン心理をくすぐる推し活の要素を組み込み、双方へ足を運びたくなる仕掛けとしています。


連日の暑さが続くこの季節、老若男女が行き交う町田駅を舞台に、視覚的な涼しさとワクワク感を提供する本プロモーション。駅で偶然出会う驚きや楽しさをフックに、新江ノ島水族館を夏のお出かけ先として印象づけています。
広告を単なるイベントの告知枠として扱うのではなく、事前体験として機能させることで興味を引き出す設計は、体験型エンターテインメントにおける顧客誘引の手法として応用できそうです。
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