「長さ3メートルのトレイ」を通じてマクドナルドが伝えたかった、シェアする楽しさ

ベルギーのマクドナルドは、店内利用客に提供するトレイを期間限定で3メートルもの長さに変更し、新型コロナウイルス感染症の影響で長らく複数人での飲食を控えていた人たちに向けて、全員分の食事を乗せることができるトレイを通じて今一度シェアすることの楽しさを表現しています。

“The very veryveryveryvery… very long tray(とてもとてもとてもとてもとても…とても長いトレイ)”という、一目見たら誰もが理解できる名前が付けられたこのトレイ。注文カウンターへの置きづらさや運びづらさ等、実用面では却って不便になる面はあるものの、複数人でシェアしながら楽しい食事を提供することを目的としています。

同時に公開された告知動画では、”今までのマクドナルドのトレイは、すべてあなたを中心に考えて作られていました。1年以上の外出自粛を経た今、重要なのはあなただけではなく、あなたの周りの人たちです。だからこそわたしたちは、とてもとてもとてもとてもとても…とても長いトレイを開発しました”と、企画の意図を説明。

実際に店頭でトレイを見た時に思わず笑ってしまう子どもたちや、注文を受け取った後にトレイを持ちながら全員で階段を降りる様子を映すシーンでは、”実用的かどうかって? いや、全然!”という文字が入り不便さを認めています。

食事だけでなく笑顔が溢れる場所の提供を目指しているマクドナルドならではの施策は、効率性よりも何よりも、友達とハンバーガーを食べることの楽しさを優先しており、動画ではその様子を紹介しました。

その他のPR事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=25

ランキング

最近見た記事

最新記事

すべて見る