『芸術』と『ポルノ』を区別して。フランダース観光局がFacebookの検閲ポリシーに異論唱える

Case: FBI Social Media Inspectors

世界で20億人が利用するFacebookは、暴力や性的な内容のコンテンツに対し、検閲を実施しています。これは児童ポルノや未成年に有害な内容の排除という観点から行われているものですが、同時にその弊害も指摘されています。

それは公共の利益にとって重要なコンテンツであっても、検閲ポリシーに引っかかってしまう場合があるということ。

そして実際にこの検閲の影響を受けたのが、ベルギー、フランダース地方の観光局・VISITFLANDERS。世界的画家・ルーベンスの展示会の告知をフェイスブックで行ったところ、作品中の裸の女性がヌードに該当するとして規制の対象となってしまったのです。

そこでVISITFLANDERSは、Facebookに対して異を唱える以下の動画を公開しました。

アントワープにあるルーベンスの博物館『ルーベンスの家』を訪れた人たちに、「SNSのアカウントを持っていますか?」と聞いて回る警備員。

「いいえ」と答えた人はよいのですが、「はい」答えた人には「ヌードの絵画から、あなたを守らなければなりません」と、その場を離れるよう促します。

「いくら芸術でも、お腹、お尻、胸の谷間は検閲ポリシーの対象です。」と、裸体の描かれていない作品の前に強制移動。お客さんは苦笑するしかありません。

警備員の背中の『fbi(Facebookを文字っていると思われます)』というロゴにユーモアを感じるこの動画。

制作したToerisme Vlaanderen of Flandersは、HPにもFBに宛てて『SNSとアートには、人をつなげるという共通点があるのです。』『ポルノと芸術を見分けるのは難しいことではありません。』とポリシーの緩和を呼びかけています。

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