近畿の魅力度ランキング2026 ー 大阪、兵庫、奈良の順位が大きく変動(地域ブランド調査2026より) プレスリリース

「地域ブランド調査2026」の都道府県魅力度ランキングの結果から、近畿の6府県のランキングを分析します。

近畿の2府4県の2026年の魅力度の順位で最も高かったのは京都府。次いで大阪府でした。
昨年は8位大阪府、9位兵庫県、10位奈良県と3府県が並んでいましたが、今回は大阪府が6位へと順位を上げた一方で、奈良県は15位へと順位を下げてしまいました。

近畿の6府県の過去5年間の魅力度の順位をグラフで見てみましょう。

近畿の各府県の魅力度の順位は、兵庫県と奈良県が3位を争っていますが、他の4県は近畿内での順位が変わっていません。
また、全国順位も大きな変動は見られないようです。

なお、前年より順位が上がったのは2府県、下がったのが2県、変動なしが2府県で、近畿全体でみれば大きな変動は見られませんでした。

ところが、過去を振り返ってみると、2018年までは京都府に次いで高かったのは奈良県でした。
また、地域ブランド調査で都道府県をはじめて対象とした2009年には、奈良県は全国5位、大阪府7位、兵庫県8位と、近畿の各府県が上位を占めていました。

では、以下で府県ごとに結果を分析してみましょう。

★各県の分析はこのWebページを参照

2位 京都府(-)  居住意欲度の上昇率が全国1位

京都府の魅力度は18年連続全国2位。
歴史・文化、芸術、祭り、伝統技術など、歴史に関するほとんどの項目で全国1位です。
世界的な抹茶ブームを背景に、宇治茶の取引総額が過去最高の約129億円を記録するなど、食のイメージも上昇中です。

京都府は「住んでみたい」という居住意欲度は全国3位。さらに、居住意欲の上昇率が全国1位となりました。1位神奈川県、2位東京都に迫っています。これはリモートが広まり、自然豊かな京都の北部地域などでの暮らしの魅力が再認識されているからと思われます。

ところが、そんな京都ですが、「環境にやさしい地域」は40位と低迷しています。1997年には「京都議定書」など環境の国際的な会議も開かれ、温暖化ガスの国際的な取り決めなどが決議された場なのですが、現在はそのイメージが薄れているのかもしれません。

それから「農林水産業が盛んな地域」のイメージも42位。世界的に評価が高い宇治茶の産地であり、北部地域などでは農業や水産業も盛んなのですが、全国的にはあまり認識されていないのかもしれません。

6位 大阪府(+2)  魅力度が全国最大の伸び!

大阪府の魅力度は前年の8位から順位が2つ上昇して6位に。
なお、魅力度の点数40.9点は前年より5.3点の上昇で、これは47都道府県の中で最も大きな伸びです。

大阪府の上昇は昨年10月まで開催されていた大阪・関西万博の効果が大きいのですが、これは大阪駅直結で、グラングリーン大阪や、LUCUA SOUTH(ルクアサウス)など大型の商業施設が相次いでオープンしたことも影響している可能性大です。

実際に商業施設、ご当地グルメ、加工食品などのイメージが前年の調査結果より上昇しています。
ちなみに、2025年の鳥人間コンテストで大阪大学が優勝。大阪工大は2位で、話題を集めました。

12位 兵庫県(ー2)  サウナ万博などで観光意欲は3つ上昇

兵庫県は魅力度ランキングが12位。前年より残念ながら2つ順位を下げてしまいました。

ところが、兵庫県のイメージとして「にぎやか」と「活気がある」の伸びが全国1位です。

兵庫県の淡路島では、全国47都道府県のサウナが集まる「サ旅万博2025」が10月に開催されました。
そのほか、アニメパーク「ニジゲンノモリ」でのユニークな体験型イベント、さらに新たなカフェやペット同伴型リゾート施設が開業するなどにより、観光意欲度は前年より3つ上昇(13位)ています。

15位 奈良県(ー6)  イベントの評価の伸びが全国1位

奈良県の魅力度は前年より順位を6ランクダウンの15位となりました。
これは、前年に高市早苗ブームで奈良県のイメージが急上昇した反動で、奈良県のイメージが低下したというわけではないようです。

「魅力的な伝統芸能、祭り、イベントがある」の評価の伸びが全国1位となっていますが、これは昨年10月の「平城京 秋の散楽フェスタ」が開催されて、11万人が来場したことや、奈良公園一帯を数万本のろうそくの灯りで幻想的に彩る夏の風物詩「なら燈花会」に10日間に約75万人が来場したことなどの効果でしょう。

調査後の今年の7月26日に飛鳥・藤原の宮都(きゅうと)の世界文化遺産に登録されました。

27位 和歌山県(+2)  パンダロスでも白浜は観光客増に

和歌山県の魅力度は27位で、前年より2つ上昇しました。

白浜にある「アドベンチャーワールド」のパンダが変換されてしまい、パンダロスが心配されていましたが、「パンダロスから立ち直れ!」という掛け声とともに、アドベンチャーワールドでは「地球でいちばん癒やされるテーマパーク」を掲げて、ペンギンの赤ちゃんやレッサーパンダなどが新ヒーローとして頑張っています。

その結果、白浜町の観光客はなんと前年より増加しているとのこと。

なお、和歌山県は「健康増進・医療福祉の県」としてのイメージが急上昇しており、居住意欲度も上昇しています。
ただし、91項目中、全国で10位以内の指標がないのが魅力度低迷の要因かもしれません。

37位 滋賀県(ー)  環境や歴史のイメージ高い

滋賀県の魅力度は37位。前年と順位は変わりませんが、点数は1.3点上昇しています。
びわ湖での環境への取組イメージや、歴史のイメージが定着しています。

そんな滋賀県にビッグなニュースが舞い込みました。
彦根城が2026年9月3日にユネスコ世界文化遺産の「国内推薦候補」に正式選定されたことです。
1992年に国の世界遺産暫定リストに記載されて以来、長年の取り組みを経て正式な国内候補へと前進。今後は現地審査を経て、最短では2028年に世界遺産に登録されることになります。

彦根城は城単体ではなく、天守閣や御殿、庭園、屋敷跡から構成されており、周辺の城から移築された「リサイクル建築」として希少な建築方式であることが、大きな特徴です。
さらに、城主である井伊家の象徴であるキャラクター「ひこにゃん」が大活躍しています。

さらに、滋賀県ではいま新たな日本一が。それはびわ湖が見渡せる新名所「びわ湖テラス」に架けられた日本一のつり橋「スカイブリッジ」が9月14日にオープンしました。歩行用つり橋としては日本一となる220メートルのつり橋で、まるで空を歩いているような眺望が感動ものとのことです。

第21回「地域ブランド調査2026」とは

「地域ブランド調査2026」は、国内1,000市区町村および47都道府県の計1,047地域を対象に、全国の消費者が各地域のブランド力を評価する、日本最大規模の消費者調査です。

2006年から毎年実施されており、今回で21回目となります(都道府県については2009年から調査を開始し、今回で18回目)。

調査では、各地域について「魅力度」「認知度」「情報接触度」をはじめ、地域のイメージ(「歴史・文化のまち」など14項目)、情報接触経路(「旅番組」など15項目)、地域コンテンツの認知(「ご当地キャラクター」など17項目)、観光意欲度、居住意欲度、産品の購入意欲度、地域資源の評価(「街並みや魅力的な建造物がある」など18項目)など、全91項目を質問。インターネットを通じて全国から得られた31,666人の有効回答をもとに、20代から70代までの人口構成に合わせて集計・分析しています。

認知度や魅力度、地域のイメージ、観光・居住・産品購入への意欲などを多角的に評価することで、各地域のブランド力の現状を把握できる大規模調査です。

地域ブランド調査2026特設サイト

地域ブランド調査2026の結果(プレスリリース)

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調査概要

調査方法:   インターネット調査
回答者:    年齢20代~70代の消費者を男女別、各年代別、地域別にほぼ同数ずつ回収。
        ※日本の縮図になるように、年齢や地域人口の分布にあわせて再集計
有効回収数:  31,666人
        ※1人の回答者は市区町村の調査票の場合20、都道府県は12の地域について回答。

        1地域の平均回答者数は市区町村は平均558人、都道府県は平均949人
調査対象:   全国1,000市区町村(全792市+東京23区+185町村)と47都道府県
調査時期:   2026年6月23日~7月17日

お問合せ先

株式会社ブランド総合研究所 
  Tel. :  03-3539-3011(代)
  Fax.:  03-3539-3013
  E-mail:  survey[アットマーク]tiiki.jp
    ※送信時は[アットマーク]を@(半角)に変換してお送りください。

配信元: PR TIMES
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