ビールブランドがハーゲンダッツをデートに誘う? 広告で続くユーモアあふれる掛け合い
カナダ・トロントで、アイスクリームブランド・ハーゲンダッツとビールブランド・Stella Artois(ステラ・アルトワ)による、ユーモアあふれるOOHが話題を集めました。きっかけは、ハーゲンダッツが掲出した1枚のビルボードです。
ビールジョッキのようなグラスに盛られたアイスクリームとともに「Let’s grab a pint.」というコピーが添えられています。
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「pint」はビールの単位として使われる一方、アイスクリームの容器にも使われる言葉。「一杯飲みに行こう」というおなじみのフレーズを、アイスクリームに置き換えた言葉遊びです。
これに反応したのがStella Artoisでした。ハーゲンダッツのすぐ隣に「Are you asking us out?」(私たちをデートに誘ってる?)というビルボードを掲出。2枚を並べて見ると、「一杯どう?」「それって私たちを誘ってる?」と、ブランド同士が会話しているような広告が完成しました。
さらに、この掛け合いはここで終わりませんでした。今度はハーゲンダッツがモバイルOOHで「Depends. You into spooning?」と返答。
「spooning」にはスプーンでアイスを食べることと寄り添うことの意味が重なっています。Stella Artoisも「Only if you’re into six-packs.」と応酬し、「six-pack」をビールの6本パックと鍛えられた腹筋に掛けてやり取りを発展させました。
施策が展開されたのは、トロントの夏も終盤を迎える8月。アイスクリームも冷たいビールも楽しみたくなる時期だったことも、2つのブランドの組み合わせと相性がよかったといえそうです。
今回の施策で印象的なのは、まったく別の企業が他社の広告に反応し、さらに気の利いたコピーで会話をつないでいったことです。両者に共通する「pint」という言葉を接点にブランド同士の掛け合いを生み、その後も言葉遊びを重ねながらストーリーを広げていきました。
企業同士が広告を通じて即興のような掛け合いを続けるのは、日本ではまだあまり見かけない表現かもしれません。他社の広告にユーモアで応え、ブランド同士の会話へと発展させていく、海外広告ならではの遊び心を感じさせるOOH事例です。
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