地下鉄から地上への動線に「木と融合した自販機」を展示|アサヒ飲料

2023年6月に三井アウトレットパーク 大阪門真に初めて設置されたという「CO2を食べる自販機」をご存じでしょうか。アサヒ飲料株式会社による自動販売機を活用したCO2の資源循環モデル構築の取り組みです。

2025年6月4日(水)、5日(木)に企業のCSR活動を「世界環境デー(例年6月5日)」にあわせて、PRするための展示が行われました。

この展示は、東急プラザ銀座 地下2階銀座駅改札前イベントスペースに設置されました。ウィークデーの日中は、買い物や観光で訪れる人びとにくわえて、新橋方面への移動動線として往来するビジネスパーソンとの接触が期待できる立地です。

なお、東京メトロによると銀座線・丸の内線・日比谷線と3つの路線が乗り入れる銀座駅の乗降客数は、1日あたり217,244人(2023年度実績)だといいます。

展示された特別仕様の自販機は、本物の木をまるで「接ぎ木」をしたかのように、取り組みのコンセプトを体現させました。その様子はビハインドザシーンを伝える特別動画として公開されています。

さらに、特別仕様自販機に用いた木材は、展示後に堆肥やバイオマス燃料にアップサイクルすることで環境への配慮も忘れていません。

日々の生活で身近な存在である自販機をCSR活動の「アイキャッチ」としたことで、人びとの環境意識のさらなる向上や、環境に関心を持つきっかけの創出を目指したというこの展示。せわしなく客先訪問を繰り返すビジネスパーソンの目を奪い、「飲み物片手にブレイクしたい」と思わせたことでしょう。

インバウンド客はいたるところに‟林立”する自販機の数に驚くといい、治安がよく、生活利便性が高い日本の象徴ともいえます。2024年12月末時点で約450台を設置し、2030年までに全国で5万台の設置を目標とするこの取り組みが‟都市の植林”となる日は、そう遠くない未来に訪れそうです。

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