2020.08.14

【Pick of the week】今週の国内事例ピックアップ 8/14

直近でリリースされたもの・話題になったもの等、日本国内のクリエイティブ事例・キャンペーン事例をAdGang目線で独自にピックアップしてご紹介する「Pick of the week」。

今回は、長崎新聞社、コールマンジャパン、BRIDGE KUMAMOTO、J-WAVE、ミノ・ピザジャパンの事例をご紹介（※内容はリリース時の情報に基づくものです）。

1: 「新聞紙一枚分の平和祈念式典会場」で呼びかけ（長崎新聞社）

長崎新聞社は、長崎に原爆が投下されてから75年になる8月9日（日）の朝刊紙面にて、「今年の平和祈念式典は家で行われます。（と、想像してみよう。）」という呼びかけとともに、平和祈念式典会場となる平和公園の原寸大となる地面の写真を掲載。また特設サイトにも同紙面データをアップ。

新型コロナウイルス感染拡大防止のために、規模縮小となった今年の平和祈念式典。そこで、同社は新聞紙一枚分の式典会場を用意。本紙を床に広げてそこに実際に立つことで、平和公園の風景、75年前の出来事、被爆者への願い、いまも世界に存在する核兵器、その核兵器がなくなる未来など、平和公園にいると想像しながら黙祷を捧げることができるというもの。

2: キャンプと大自然がもたらす人生の豊かさ描いた短編アニメ（コールマンジャパン）

コールマンジャパンは、2021年で創立120年目を迎えることから「灯そう、人と地球にやさしい未来を」をテーマに、色あせることのない家族の愛を描いたブランドムービー「ザ・コールマンズ」を制作。同社公式YouTubeにて8月7日（金）より公開。

本ムービーは、いつの間にか自分ばかりの時間が増えてしまったデジタルゾンビファミリーが、キャンプをきっかけに家族の大事な絆と、忘れかけていた自然の大切さに気づいていくというもの。

本企画は、様々な困難に直面している今年、簡単に人と会えない今だからこそ、大切な人とのつながりや自然のありがたさをもう一度見つめ直し、大切にしていきたいという想いから実現したという。

3:“支援の聴こえる化”で熊本豪雨被災地復興支援（BRIDGE KUMAMOTO）

一般社団法人BRIDGE KUMAMOTOは、熊本豪雨の被災地をクリエイティブの力を使って復興支援するための取り組みのひとつとして、「声の寄付」をSNSなどで呼びかけ。

本企画は、BRIDGE KUMAMOTOが、豪雨災害の翌日・7月5日（日）からはじめた「BRIDGE KUMAMOTO基金」に寄せられた寄付者2,000名超の「応援メッセージ」を、スマホなどを使いリモートで代読、録音して音声コンテンツにしてインターネットなどで公開するプロジェクト。目が不自由な人や、片付け作業に追われテレビやインターネットなどを見る時間がない人にも、県内外のたくさんの人々が応援しているということを伝えるため、「支援の聴こえる化」としてスタートした。

なお、「声の寄付」を申し出たのは、プロのナレーター、アナウンサー、声優、俳優、ミュージシャンなど60名を超えた。

4: 想像力を使って自由に「絵」に描く、夏休み子ども向け音声コンテンツ（J-WAVE）

そうぞうぱれっと

J-WAVEは、同社のインターネットオーディオ事業を担うJAVEによるデジタル音声コンテンツ配信サービス「SPINEAR」にて、新コンテンツの一つとして、夏休み子ども向け音声コンテンツ『そうぞうぱれっと』を、8月7日（金）から配信スタート。

現在、子どもたちが動画サイトやゲームなど、映像コンテンツに目を奪われる時間が増えている傾向にある中、角度を変え「子どもたちの想像力を養う時間」を提案。ガイド役の案内人と子供たちが一緒に想像の世界の冒険に出発。その中で出会ったまだ誰も見たことないものを、想像力を使って自由に「絵」に描いていくという体験型のショートプログラムとなっている。

ガイド役として、眉村ちあきさん、きゃりーぱみゅぱみゅさん、岡崎体育さん、コムアイさん（水曜日のカンパネラ）といった音楽放送局ならではのキャストたちが登場するのも特徴。なお、子どもたちが想像して描いた絵はSNSでも投稿を募る。