車の運転中、スマホを自動的に「ドライブモード」に設定してくれるアプリ

Case: Drive Safe Mode App

スマートフォンの普及率世界一を誇るシンガポールでは、運転中にスマホで通話やメールをする人が多く、それによって引き起こされる交通事故が後を絶たないそうです。

運転中に携帯電話の操作をすると、交通事故発生率が通話では2.8倍、メールにいたってはなんと23倍も増加するという調査結果も出ており、早急の対策が課題となっていました。

そんな中サムスンは、車の運転中にスマートフォンを自動的にドライブモードに設定してくれるアプリ「Eyes On The Road」を開発・リリースしました。

車をスタートさせると、スマートフォンが携帯電話の基地局と通信し、走行スピードを感知。時速20キロを超えると電話やメールの着信を一時的に制限し、さらに音声ガイダンスによって、発信者に“車を運転している旨”のメッセージを流してくれます。

起動されたドライブモードは手動で解除できるほか、10分間車を停止させた状態でいると自動で解除されます。

このアプリを使用し、携帯電話の操作をすることなく運転すると、その走行距離によってガソリンの割引クーポン券をもらえたり、自動車保険の割引が受けられるなど、ドライバーは安全面だけではない多くのメリットを享受することができます。

この取り組みはラジオで紹介されたほか、ソーシャル・メディアなどを通じて広く認知され、大きな関心を集めることにつながりました。

ただ人々にマナーとモラルの向上を呼びかけるのではなく、SNSを活用したり、お得なサービスを提供するなど、『これならやってみよう!』と思わせるようなアプローチの仕方が素晴らしいと思いました。

世界各国でサムスンが実施した広告/プロモーションに関心のある方は下記もご覧ください。

サムスンの斬新な広告/プロモーション(まとめ)

動画はコチラ

参考サイト

Digital Buzz Blog
http://www.digitalbuzzblog.com/samsung-drive-safe-mode-app/

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