カップヌードル開発者の安藤百福氏、彼こそがサムライ。ラップとアニメで魅せる “THE ORIGINATOR”が超絶クール!

インスタントラーメンの創始者として、その人生全てを捧げた安藤百福さん。「チキンラーメン」「カップヌードル」の開発者として知られています。

戦後、無一文の時代もあった安藤氏。しかし彼は決してあきらめず、自宅の裏庭に建てた小屋で“インスタントラーメン”の研究に明け暮れ、ついに「チキンラーメン」を開発。1958年に発売されました。この、誰もが胸を熱くする安藤百福のサクセスストーリーが、軽快なラップにのせてアニメーション化。最高にクールな仕上がりです。

戦いの後に残された心

戦後。日々の営みもままならない頃、戦いのあとに疲れ果てた心だけが残されていました。そしてわずかな食料を口にするために、寒空のもとに出来た長い行列。その先にある希望を求めて…。

それが、この温かな一杯のラーメン。

食べることにより満たされ、終戦後の人々の心も癒していきます。

いざ、立ち上がる。侍・安藤百福

人々へ温かい食べ物をもっと容易に提供することが出来ないものか…そこで立ち上がったのが、安藤百福氏です。「食足世平」は、安藤氏の名言のひとつ。


侍魂があったからこそ誕生した“サムライ・ヌードル”。そのヌードルが出来るまでの道のりは、決して容易ではなかったようです。

“お湯があれば家庭ですぐ食べられるラーメン” を作ろうと決意した安藤氏。無一文の生活の中、“財産はなくとも経験が血や肉となっている”と、自らを奮い立たせます。道具や材料は全て自分で集め、平均睡眠時間は一日4時間、一日も休まず研究を重ねました。

『即席めんの発想にたどり着くには、48年間の人生が必要だった。』『過去の出来事の一つ一つが、現在の仕事に見えない糸で繋がっている。』と、後に語る安藤氏。時に出口の見えないトンネルに迷い込むことも…。

「天ぷら」から、ひらめく

するとある日、妻が台所で天ぷらを揚げていました。「これだ!」ひらめく安藤氏。

小麦粉の衣は熱い油の中に入ると、泡を立てながら水分をはじき出す。この“天ぷらの原理”を利用して…

即席めんの誕生

油で揚げることにより、麺をほぼ乾燥した状態にすることに成功したのです。

「たったひとつの絶妙なバランスを求めて…」1958年8月25日に世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」が発売されました。

お湯を注いで2分、当時の常識では考えられないラーメンの誕生です。『魔法のラーメン』とも呼ばれていたとか。

ハードボイルドな世界観で表現された、即席めんの誕生にまつわる実話をもとにした物語。日清『SAMURAI NOODLES “THE ORIGINATOR”』でした。

アメリカ人が紙コップにチキンラーメンを小さく割って食べている光景を見て、それをヒントに安藤氏はカップヌードルの開発に成功しています。チキンラーメンの総需要は世界で1000億食を超えるまでになりました。

『何か世の中を明るくする仕事は無いかと、そればかり考えていた。』96歳でその生涯を終えるまでクリエイティブな発想を持ち挑み続けた安藤百福さん。その“サムライヌードル”の軌跡を、ぜひご覧ください。

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