8月13日は国際左利きの日 ぺんてるが「左きき専用広告」で仕掛ける共感マーケティング

横書きで手が汚れる、押し書きで文字がかすれる。世界人口の約10%とされる左利きの人々が抱える特有の不便に着目したのが、アストラム株式会社による「左ききさんにやさしくしたいペン」プロジェクトです。

同社は、ぺんてるブランドの速乾ゲルインキボールペン「ENERGEL(エナージェル)」を通じ、8月13日(木)の「国際左利きの日」に合わせた施策を展開しています。

本企画は、エナージェルが持つ速乾性となめらかな書き心地という特長を、生活上の悩みを解消する価値として再定義し、社会的な関心が高まる記念日のタイミングに合わせて発信する試みです。

今回の取り組みでは、タッチ時に腕が交差する駅改札機をはじめ、コイン投入口やボタンが右側にある自動販売機、右手使用前提の設備が多いトイレや銭湯といった日常の場に「左ききさん専用広告」を掲出します。
いずれも左利き特有のやりづらさを実感しやすい場所です。



広告のビジュアルには、カンガルーの多くが左利きという説に着想を得たキャラクター「かくがるー」を起用しました。当事者の心情を捉えたメッセージを添え、ペンの機能を押し出すのではなく身近な悩みに焦点を当てることで、共感に基づくコミュニケーションを図っています。

さらに、神田の稲荷湯と池袋の妙法湯では、8月13日(木)・20日(木)に「左ききさんにやさしくしたい銭湯」を実施します。限定のれんの設置やインキに見立てた黒湯「エナージェルの湯」のほか、8月13日(木)にはサンプリングを行い、体験を通じた接点を設けます。

文具は機能性で選ばれやすいアイテムでありながら、性能ではなくブランドの姿勢を前面に出すアプローチをとっています。右利き中心の環境で見過ごされがちな日常の困りごとに着目し、不便が生じる現場で直接メッセージを届ける構成です。
当事者の悩みをすくいあげることで、左利きユーザーからの愛着やロイヤルティを育む狙いがうかがえます。

同時に、こうした姿勢を示す試みは、周囲の右利き層を含めた多くの人々へ、ブランドのあり方を伝えるきっかけになるでしょう。
商品の強みをどう切り出し、生活文脈に合わせてどう編集して届けるか。スペックで競うのではなく、寄り添う姿勢を通してブランドを印象づける、対象層の感情や行動の流れに即したPR事例です。

「国際左利きの日」とは?
8月13日の「国際左利きの日」の意味や由来、広報PRへの活用ポイント、企業事例はこちらの記事で紹介しています。

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