地域の魅力を30秒で発信 縦型動画で若者の関係人口を育てるカヤック「オモシローカル」

株式会社カヤックは、学生・若者に向けた地域ポータル「オモシローカル」を2026年8月3日(月)に公開しました。「もし海辺で暮らしたら」といったテーマの約30秒の縦型動画やインタビューを通じて、地域での暮らしを追体験できるようにしたサービスです。

内閣府の「高齢社会白書(令和8年版)」によれば、日本の高齢化率は2025年時点で29.4%に達し、地域の担い手不足が深刻さを増しています。一方、夏休みにインターンシップを望む学生は多いものの、その選択肢に地域での体験が入ることはまだ少ないのが実情です。

移住・関係人口マッチングサービス「スマウト」で地域とのつながりを築いてきたカヤックは、この若者と地域の距離を縮めようとしています。

「オモシローカル」という名前は、「面白い」と「ローカル」を掛け合わせた造語で、「地域も面白い!」という視点を若者に届けたいという狙いが、サービス名そのものに込められています。

移住支援を続けてきたカヤックが、移住の一歩手前にある「地域への興味」を育てる入り口として立ち上げた点に、この取り組みの位置づけが表れています。

「オモシローカル」の縦型動画コンテンツのイメージ

コンテンツの軸は縦型動画で、ビビッドな色使いが特徴。のどかさや自然といった地域の魅力だけでなく、暮らしの泥臭い現実や、地域で活動する人たちのビジョンまで映し出す構成です。

「もし海辺で暮らしたら」のような問いを起点に、若者が自分ごととして地域での生活を思い描けるようにしています。

この取り組みの起点にあるのは、移住という大きな決断の前に「まず地域を面白がってもらう」という段階を挟む発想です。約30秒の縦型動画で興味を持ってもらい、そこから学生向けのプロジェクトなど実際の体験へと導きます。

妄想から実体験へと関心を引き上げる流れをつくることで、若者を関係人口へとつなげようとしているといえるでしょう。

地域での暮らしを追体験できる「オモシローカル」

移住や定住をゴールに据えるのではなく、その手前にある「地域への興味」を入り口に置く。「オモシローカル」は、地域と接点を持ちにくい若者に向けて、短い動画で最初のきっかけを差し出すマーケティングの取り組みです。

地域の担い手づくりに向き合う自治体や事業者にとって、関心の入り口をどうつくるかを考える手がかりになるでしょう。

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