夏のダイエットPR・マーケティング事例10選|続けたくなる工夫に学ぶ
真夏を迎え、ダイエットやボディメイクへの関心が高まっています。一方で、近年は記録的な暑さが続き、2026年4月には気象庁が最高気温40℃以上の日を「酷暑日」とする新たな予報用語を定めました。厳しい暑さのなかでは、無理な運動や過度な食事制限を続けることへのハードルも高まります。
そのため企業も、「痩せる」という結果だけでなく、「我慢しない」「楽しみながら続ける」「自分のペースで取り組める」といった価値を発信するようになっています。
キャラクターコラボや診断コンテンツ、高たんぱく食品、調査データ、著名人の起用など、アプローチはさまざまです。本記事では、「続けたくなる工夫」を取り入れたダイエットPR・マーケティング事例を紹介します。
1.タマノイ酢×ポムポムプリン|「はちみつ黒酢ダイエット」30周年コラボ

タマノイ酢は、2026年に発売30周年を迎えた「はちみつ黒酢ダイエット」と、同じく今年デビュー30周年のサンリオ「ポムポムプリン」がコラボレーション。
「のんびりマイペース」というキャラクターの世界観と、「ゆるっと健康」というブランドメッセージを重ね合わせた限定パッケージを展開しています。
あわせて実施する「むずかしいこと、しらんぷりん♪黒酢でゆるっと健康キャンペーン」では、4種類のパッケージを集めてSNSに投稿すると当選確率が上がる仕組みを採用。
ダイエットを頑張るものではなく、キャラクターと一緒に楽しみながら続けるものとして提案しています。参加したくなる体験を設計し、ダイエットを前向きに楽しめるコミュニケーションへとつなげています。
2.FOODOLOGY×指原莉乃|インナービューティーブランドの新イメージモデル起用

韓国発インナービューティーブランド「FOODOLOGY」は、タレントの指原莉乃さんを新イメージモデルとして起用。
指原さんは「好きなものは我慢しないで楽しく食べたい」「食べたいものをおいしくいただいた後にカットゼリーを取り入れながら、自分らしいボディメイクを心がけている」とコメントしており、ブランドが掲げる「無理なく続ける」というメッセージと、自身のライフスタイルを重ねて発信しています。
著名人のライフスタイルを通じて、「無理なく続ける」というブランドの価値観を自然に伝えている事例です。
3.9X「ダイエットTYPE診断」|診断コンテンツで”続け方”を可視化

9X株式会社は、若年層で人気の「16タイプ性格診断」の手法をダイエットに応用した『ダイエットTYPE診断(DIET TYPE 16)』を無料公開。
「管理の細かさ」「食欲の動き方」「続け方のリズム」「やる気のスイッチ」という4つの行動軸から、ユーザーを16タイプに分類し、「明日からアルパカ」「ごほうびハムスター」といった可愛いキャラクターで失敗パターンを表現しています。
エンタメ性のある診断を入り口に話題化を図りながら、自分に合ったダイエットの続け方を提案し、自然にサービス利用へつなげています。
4.まめたまの筋トレ日記×マッスルデリ|共感を生むYouTuberとの継続応援企画

宅配食サービス「マッスルデリ」を展開するYOUR MEALは、チャンネル登録者数70万人超の筋トレYouTuber「まめたまの筋トレ日記」とタイアップ。
限定コラボセットの販売に加え、LINE登録者限定のオリジナル筋トレ動画配信、さらには自社社員がマッスルデリと筋トレメニューを使って1ヵ月間ボディメイクに挑戦する企画まで、複数チャネルにわたる大型企画を展開しています。
インフルエンサーの発信力だけに頼るのではなく、「昨日の自分より少しだけ頑張る」という価値観まで共有することで、前向きに続けられるブランドイメージを育んでいます。
5.セブン‐イレブン×Wellni「ジム飯」|コンビニで続ける高たんぱく習慣

REDAS株式会社は、JBBF日本男子ボディビル選手権チャンピオンとビキニフィットネス世界チャンピオンの2名が監修した冷凍弁当「ジム飯」を、セブン‐イレブン首都圏エリアで発売。
「コンビニで日常的に手に取れる本格的な1食」をテーマに、高たんぱく・低脂質でありながら、味や食感にも妥協しない設計にしています。
「手軽さ」と「おいしさ」を両立させることで、ボディメイクを特別なものではなく、毎日の食習慣として取り入れやすくしています。
6.ZENBヌードル|「おいしいから続く」を目指した主食リニューアル

ミツカングループのZENBは、黄えんどう豆100%のグルテンフリー麺「ZENBヌードル」を、”史上最高のもちっと食感”へリニューアル。「健康のために我慢して食べるものではなく、『おいしい』と『カラダにいい』をともに叶える新しい食生活」の実現を掲げ、我慢して置き換える食品ではなく、おいしさで自然に選ばれる主食を目指しています。
ミシュランガイド9年連続一つ星を獲得するシェフのコメントを添えるなど、味の説得力を第三者の評価で補強している点も特徴です。「健康のために我慢する食品」というイメージから脱却し、おいしさを入り口に継続しやすい食習慣を提案しています。
7.VALX「ハイブリッドプロテイン」|「筋トレかダイエットか」の二択をなくす発想

フィットネスブランドのVALXは、ホエイプロテインとソイプロテインを掛け合わせた「VALXハイブリッドプロテイン」を発売。「筋トレにはホエイ」「ダイエットにはソイ」という従来の常識にとらわれず、両方の魅力を一つに統合した新しい選択肢として展開しています。
発売直後からAmazon・楽天市場で完売が相次ぎ、特別予約受付を実施するほどの反響を呼びました。「どちらかを選ぶ」という従来の発想を見直し、一人ひとりの目的に寄り添う新しい選択肢を提示しています。
8.C COFFEE|調査データから導く「我慢しないダイエット」提案

チャコールクレンズコーヒー「C COFFEE」を展開する株式会社MEJは、会員1,584名を対象にした「ダイエットに関する意識調査」を実施。「あと4~6キロ痩せたい」という回答が最多という結果とともに、「間食は毎日食べる」という回答が4割に上ることも明らかにしています。
この結果を踏まえ、アイスクリームなどと合わせても罪悪感なく楽しめるアレンジレシピを提案。「痩せたいけれど、好きなものも我慢したくない」という生活者の本音を調査データで可視化したうえで、具体的な解決策としてレシピを提示する構成になっています。
9.あすけん|1週間単位で続ける食事管理をサポート

累計会員数1,300万人超・国内No.1のAI食事管理アプリ『あすけん』は、1週間単位で食事傾向を振り返れる新機能「ふりかえりレポート(β版)」を提供開始。
「我慢するのではなく、かしこく選びながら食を楽しむ」という考え方を掲げ、1日単位で一喜一憂するのではなく、1週間単位で調整すればよいというスタンスを打ち出しています。
日々の結果に一喜一憂しない設計と、その効果をデータで示すことで、無理なく続けられる食事管理を後押ししています。
10.LOCALO Noodle|「減量=我慢」を変える食習慣を提案

LOCALO Noodleは、SUMMER STYLE AWARD(サマスタ)代表・金子賢氏とともに、「減量=我慢」という従来の価値観を見直し、「食べることを楽しみながら続ける」新しい食習慣を提案する取り組みを開始しました。
健康志向やボディメイクへの関心が高まる一方で、「減量中は好きなものを我慢する」という考え方が依然として根強いことを背景として提示。そのうえで、「健康とおいしさは両立できる」というブランドの考え方を軸に、金子賢氏とのコラボレーションを通じて「続けられる減量」という価値観を発信しています。
商品の機能訴求にとどまらず、「減量=我慢」という固定観念を問い直し、新しいライフスタイルを提案しています。
夏のダイエットPR・マーケティング事例まとめ
今回紹介した事例に共通しているのは、痩せるという結果だけではなく、続けたくなる工夫をコミュニケーションの中心に据えている点です。
キャラクターや診断コンテンツで楽しさを生み出したり、高たんぱく、手軽さ、おいしさといった価値を掛け合わせたり、その手法はさまざまです。しかし、どの事例も「無理なく日常に取り入れられること」を価値として提案していました。
酷暑が続く夏は、生活者にとって健康づくりやダイエットを継続するハードルが高まる時期でもあります。だからこそ企業には、商品やサービスの機能を伝えるだけでなく、続けたくなる理由をどう設計し、発信するかという視点が、これまで以上に求められていくのではないでしょうか。
その他の事例集についてはこちら
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