バーガーキングが未上陸エリアを巡る 店舗がない弱みをイベントに変える設計
「バーガーキング」を運営する株式会社ビーケージャパンホールディングスは、2026年4月24日(金)より、未上陸エリアを中心にフードトラックで巡回する「KING ON TOUR 2026」を開始します。
店舗がないエリアにフードトラックを派遣することで、弱点を今しか体験できないという希少性に変換しています。

2019年5月末に77店舗だったバーガーキングの国内店舗数は、この約7年で273店舗増となり、2026年4月14日(火)時点で計350店舗まで拡大しました。今後も出店を加速させる方針ですが、各地から寄せられる出店の要望が想定を上回り、出店の供給が追いついていない状況です。

フードトラック巡回事業は未進出エリアに向けた商品PRとともに、同エリアへのテストマーケティングを兼ねていると捉えられます。トラック1台という機動力を活かしながら、各地での認知拡大と需要性をリサーチする狙いもありそうです。

提供商品はハンバーガー2種、ドリンク2種から選ぶセットに限定することでオペレーションを効率化し、提供スピードを向上。提供数も「1日300〜400セット、売り切れ次第終了」と明記し、整理券配布を前提としたスムーズな運営を目指します。あえて販売数を限定することで「買えた」「買えなかった」の声を誘発し、SNSでの自然な話題化を狙います。
山口県では、バーガーキングと同じくアメリカ発のラケットスポーツ「ピックルボール」の大会に合わせてフードトラックを出店。「アメリカを感じさせるハンバーガー」という商品の特性を、スポーツイベントのアメリカンカルチャーの背景とセットで提供することで、店舗未進出エリアにおいて効率的な認知獲得を狙います。

出店先では、地名入り限定ステッカーを配布。世界100カ国以上で展開するグローバルブランドが、その街だけの名前を刻んだデザインでローカルな希少価値を創出。。ステッカーはノベルティとして定番のアイテムですが、ファンの所有欲を満たすコレクションアイテムへと昇華させ、ブランドへの親近感も高めています。

今回の移動販売は「おいしさを伝える」という目的に加え、ビジネス的な観点からは、実店舗進出を見据えた市場調査としての側面が見えてきます。認知拡大を兼ねながら需要を掘り起こすマーケティングとして注目すべき事例といえるでしょう。
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