環境破壊に終止符を。SDGsな取り組みで競合との差別化を図ったイギリスの銀行

マンチェスターに本社を構えるイギリスの銀行The Co-operative Bankは、20年にわたって環境保全に関わる投資先を選んできた自社の特長を、環境破壊に繋がる投資活動を行う競合他社と対比して見せることで際立たせたブランディング動画を公開しました。

 

“WITHDRAW FROM THIS(こんな所業から身を引こう)”というキャッチコピーを中心に企画された動画では、ATMから現金を下ろそうとする男性の周囲に自然が破壊されていく映像をプロジェクションマッピングで投影しています。

街の一角のATMにたどり着いた主人公ですが、「あなたが銀行に預けたお金がどう使われているか知っていますか? もしかしたら、アマゾンの伐採の活動資金に使われているかもしれません」というナレーションが流れると、壁が崩れ、燃え盛るアマゾンが周囲の壁に投影されます。

黒煙を噴き出す発電所の映像とともに「あるいは、石炭火力発電所の維持に使われているかもしれません。あなたの知らないところで行われているこんな所業から身を引きませんか? わたしたちは20年もの間化石燃料を使用する生産活動の支援を行ってこなかった銀行、The Co-operative Bankです」という言葉が語られ、動画は幕を下ろします。

ユーザーの利便性やサービス内容だけでなく、環境保全に対する姿勢を特長と捉えることで競合他社との差別化を図った試みでした。

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