ビジネスメール風の文章で休暇の重要性を説いた、広告代理店のメーデー広告

アフリカ各国に拠点を置く広告代理店DMTCAgencyは、世界中の労働者が権利向上を目指し休暇を取ったり行進を行うメーデーに合わせて、休暇の重要性を訴えるため、仕事のメール風の画面であえて業務とは全く関係のないやりとりを描いたプリント広告を公開しました。

「Triumphさん、お世話になっております。しっかりとお休みできていますか? 良い休暇を過ごしていることを祈っています」と書かれたバージョンでは、ビーチでくつろぐ人の写真が添付されたメール画面を紹介しています。

ビジネス的なやりとりを連想させる書き出し文には訂正線が引かれており、メーデーに仕事の連絡をしたくなったとしても控えるよう暗に呼びかけています。

別のバージョンでは「Tejuさん、今日お打ち合わせを設けさせていただきたいのですが。今日どこかにお出かけしませんか? お返事お待ちしておりますね」という内容に、バーの写真を添付しています。どちらのメールも件名は「労働者の日(メーデー)」と書かれており、企画の狙いをストレートに表現しています。

ビジュアルの右下に書かれた「こんな素敵なメールが毎日届くことはなくても、今日だけはこういうやりとりをしましょう。メーデーおめでとう」というフレーズで企画意図を補足することで、自社の社員だけでなくアフリカ中の労働者たちが健全な環境の中でしっかりと業務に取り組む社会を実現したいというメッセージを訴求しました。

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