お酒もたばこも”逃げ”でしかない? インドの広告代理店が自主制作したメンタルヘルスの啓蒙広告

インドに拠点を置く広告代理店Schbangが、自社のクリエイティブ力を対外的にアピールするために、お酒やたばこなど精神的逃避のシーンを題材に、メンタルヘルスケアの重要性を訴えたビジュアル広告を公開しました。

ロックグラスにお酒を注ぐ男性を写したバージョンでは”Alcohol #CannotReplaceTherapy(アルコールはカウンセリングの代わりにはなり得ない)”というキャッチコピーとともに”アルコール度数42.8%、もう消えてしまいたい気持ち57.2%”と書かれたボトルが紹介されています。

その他にも”自己否定をし続けているといヤニなってしまう”と書かれたたばこの箱を持った女性や、”この容器が空になったとしても、あなたが抱える問題はなくならない”と書かれたアイスクリームの箱を見つめる女性の姿が写ったバージョンが。どれだけ現実から目を背けても、カウンセリングを通じて悩みの根本的な原因と向き合わない限り心が晴れることはないということを表現しています。

その他にも”どれだけスワイプしても、本当の気持ちから逃げてしかいないんだよ”と書かれたスマートフォンでマッチングアプリにのめり込む男性や。

“買い物カゴいっぱいに欲しいものを積み上げているけれど、今既に抱えている重荷はどうするつもり?”と書かれたショッピングバッグを持った女性。

“一般論なんかで自己認知が上がるわけないでしょ”と書かれた自己啓発本を読む男性等が紹介されています。

複数種類制作されたビジュアルは、いずれも気分が優れない時に精神的に頼りがちなものを紹介しつつ、根本的な解決を目指すなら勇気を出してカウンセリングを受けるよう訴えています。クリエイティブ力をアピールするために、メンタルヘルスという社会的に意義のあるトピックの啓蒙活動を題材にしています。

その他の広告事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=24

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