「全部見ているんだからな」トレーナー目線で描く、ノルウェー・トレーニングジムのCM

ノルウェーのトレーニングジムSATSは、トレーニングの合間にスマートフォンをいじってしまったり、ひたすらサウナにこもったり、あえて軽いウォーキングしかしない人たちにスポットライトを当て、彼らを貶すのではなく称賛することで運動の継続を推奨するCMを公開しました。

「トレッドミルの上ではなくサウナでしか汗をかかないすべての人へ。筋トレのセットの合間にずっとスマートフォンをいじってしまうすべての人へ。ダンスフィットネス中に曲を変えるためにトレーナーが背を向けた瞬間に必ずサボってしまうすべての人へ。全部知っているんだぞ。本当に全部、見ているんだからな」とカメラ目線で語りかけるフィットネストレーナー。

「……でも、そんなあなたたちこそ、約束を守り続けた人でもあることをわたしたちは知っている。志は低いし、ペースもゆっくりだけど、でも誰よりも確実に自分の世界を変えていくことができるのは、そんなあなたたちであることを。今年はきっと、多くの人が身体作りを目標に新年の抱負を立てるだろう。2週間ハードに頑張ることができなくても、ゆっくりと8週間頑張ることができればなにも問題はない。どうせ2週間の人たちは、すぐにやめてしまうだろう」と続けます。

短期間で一生懸命できなかったとしても、自分のペースで続けることが何よりも大事だということを、あえてサボり癖がある人たちにフォーカスすることで伝えたCMは、初めに意気込んで高い目標を立てる人の多くが途中で挫折することをよく知るトレーナー目線で表現したものになっています。

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