カンヌライオンズ2021「Impact」グランプリ受賞作品まとめ

6月21日〜25日にオンラインにて開催された「Cannes Lions 2021」。クリエイティブを通じて計測可能なビジネス貢献をもたらした作品に贈られる「Impact」部門におけるCreative Effectiveness Lionsのグランプリをご紹介します。

Creative Effectiveness Lions

「CRAZY DREAMS」(Nike)

2018年、警察官による黒人男性への暴力問題に抗議のため、国歌斉唱時に起立することを拒否したNFLのColin Kaepernick選手を起用したNikeの”Dream Crazy(夢はクレイジーに)”キャンペーンは、アメリカ中で議論になり、国民の間でも賛否が別れることとなりました。

それでもKaepernick選手の勇気を称賛する姿勢を変えなかったNikeは、翌年”Dream Crazier(もっとクレイジーな夢を)”と”Dream Further(まだまだクレイジーな夢を)”というタイトルのキャンペーンを立て続けに公開。

これらのキャンペーンの成功で結果的に世論を味方につけたNikeは、”Dream Crazy”シリーズを通じて$1.63億ものメディア露出費を獲得し、ブランド価値は$60億も上昇、売上もキャンペーン前と比べて31%も上げることに成功しました。

“Dream Crazy”は2019年のカンヌライオンズでOutdoorとEntertainment For Sportの2部門でグランプリをすでに獲得していましたが、当時はまだ結果が出ていなかった前述の売上数値などが高く評価され、今年のCreative Effectiveness Lionsでグランプリを獲得するに至りました。

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