かわいいロボットたちが、スマートフォンのデータ通信をプレゼントするイギリスのクリスマスキャンペーン

イギリスの大手通信会社O2が、さまざまな理由でモバイルデバイスをインターネットに接続できない人たちにデータ通信をプレゼントするというクリスマスキャンペーンを開始し、また、同時に小さなロボットたちが街中にデータを配る様子を描いた動画も公開しました。

スタジアムのような場所に集められたロボットたち。ステージの上に立つ1体のロボットが、会場中に響き渡る声で「仲間たちよ、よく集まってくれた。今日はよくない知らせがある。なんとUKには150万もの世帯がインターネットに接続できずに苦しんでいる」とアナウンスします。

衝撃の事実に驚きを隠せないロボットたち。壇上の司会が「彼らはクリスマスだというのに、オンライン上で学習したり、預金残高を確認したり、ビデオ通話で家族と話すこともできずにいる。我々のミッションは、そんなかれらに繋がりというプレゼントを与えることだ」と続けると、ロボットたちはすぐさまバスに乗って街中へと繰り出します。

静まり返った夜の街へと散らばったロボットたちは、人間たちに見つからないように死角に隠れ、データ通信の源として描かれているしゃぼん玉を困っている人たちの元へと届けます。時には窓の外を覗く犬の視界を遮るように……。

また、時にはしゃぼん玉を送るためのアンテナだけをドアの郵便受けに差し込んでみたり。

アクション映画のように自らをワイヤーで吊り下げたりしながら、街中のあらゆる家庭を訪問する様子が描かれます。

そんな中、木の枝を伝って民家に忍び込もうとするも、窓から部屋へと落ちてしまい、中で眠っていた少女に見つかってしまうロボットが。2人が見つめ合う中、アンテナから放たれたしゃぼん玉が少女のスマートフォンに触れると”You’ve got data(データ通信を獲得しました)”という文字が画面に映し出されます。

CMのタイトルにもなっている”We’re Better Connected(わたしたちは繋がりを持てている方が強い)”というキャッチコピーを表すかのように、経済上の理由や立地上の理由等、さまざまな要因でインターネットに接続できずに困っている人々を助けるためにロボットというモチーフを使いキャンペーンの仕組みを説明しています。

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