メーカー保証期間が136年間! 賃金格差への痛烈な批判が込められた事例

ポルトガルの女性用バッグブランドOwneverが、同国における男女間の賃金格差の改善を訴えるため、賃金格差が埋まるまで必要といわれる2157年までの136年間、メーカー保証が効く”Ownever 2157″という名前がつけられたバッグを発売しました。

発売と同時に公開されたCMでは、商品開発の裏にあるブランドとしての想いを説明。働く女性たちの姿と一緒に「世界経済フォーラムによると、男女間の賃金格差を是正するためにあと136年かかると言われています。だからわたしたちOwneverは、保証期間が136年ある商品を作ることにしました」という言葉が映しだされ、女性と向き合うブランドならではの発想で、この格差の重大さを訴えています。

 

「Ownever 2157は、わたしたちが男性と同等の賃金水準に達するその時まで、あなたの側に寄り添い続けます」というフレーズが続き、暗闇の中で鈍いライトを浴びる商品ビジュアルや、Ownever 2157を手に街中を歩く女性の様子が紹介されます。

ポルトガル国内だけでなく世界中の多くの国が抱える賃金格差という社会的な問題を、自社商品を通じて痛烈に批判してその是正を訴えた事例は、多くの人の意識を改善することが期待されています。

その他のCSR事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=28

ランキング

最近見た記事

最新記事

すべて見る