\ Pick of the month /先月の話題事例ピックアップ<2026年10月>

PR EDGEにおいて、1ヵ月を通してたくさん読まれたPR事例・クリエイティブ事例をピックアップしてご紹介する「Pick of the month」。

今回は、キリンビバレッジ、福岡PARCO、紅茶美人 Tea Beauty、バンダイナムコエクスペリエンス、カモ井加工紙、玉乃光酒造、コスメキッチンの7事例紹介記事をまとめてお届けします。

1. 既存品の購入を新シリーズの認知へ 午後の紅茶 TEA LATTEの発売記念キャンペーン

キリンビバレッジは、「キリン 午後の紅茶」の新シリーズ「TEA LATTE」の発売を記念し、オリジナルのティーラテボトルとボトルチャームのセットが抽選で合計300名に当たるキャンペーンを実施しました。

新シリーズの発売記念でありながら、既存の「午後の紅茶」も応募対象に含めた点が特徴です。対象となる「午後の紅茶」のペットボトル商品各種を4本以上購入したレシートで応募を受け付けました。

一方、賞品には新シリーズの特徴を取り入れ、ティーラテボトルとボトルチャームは、新商品が持つカジュアルで日常使いしやすいイメージを踏襲したデザインに。
チャームは「キリン 午後の紅茶 TEA LATTE with ESPRESSO」のパッケージデザインをモチーフにしています。

既存品も応募対象に含めることで、これまで「午後の紅茶」を購入してきた顧客にも参加の機会を広げた本施策。賞品に新シリーズのデザインを取り入れることで、既存商品の購買を新商品の認知へとつなげようとする販促事例です。

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2. 閉館をさよならで終わらせない 福岡PARCOが街へ返すカルチャー

2027年2月末に営業を終了する福岡PARCOが、ラストイヤーキャンペーン「Hey!PARCO ~パルコらしさは、止まらない。~」の一環として、オリジナルビール「Hey!缶」を制作しました。

福岡PARCOでは2012年から4回にわたり、九州ゆかりの若手クリエイターの発掘・作品発表を目的とした「天神ラボ」を展開。

今回の「Hey!缶」で起用したのは、その企画に参加したアーティスト8組です。これまで館内で育んできたクリエイターとの関係性を、ラストイヤーの企画資産として改めて活用しました。

8組が手がける缶には、福岡PARCOで過ごした記憶や閉館への想い、これからへの願いなど、それぞれの視点が表現されています。長年育んできたクリエイターとの関係そのものをブランド資産として活用し、街へ届けるラストイヤーのブランディング事例といえるでしょう。

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3. ティーポットが丸ごと食べられるケーキに 紅茶美人+が提案する新たな紅茶の楽しみ方


大阪・中崎町の紅茶専門店「紅茶美人 Tea Beauty」は、2026年10月10日(土)、同店の2階にある「紅茶美人+ Tea Beauty plus」で、ティーポットの形を再現した「ティーポットケーキ」を発売しました。丸い本体だけでなく、ふたや注ぎ口、持ち手まで食べられるのが特徴です。

ケーキの丸い本体は紅茶ムース、ふたや注ぎ口、持ち手はチョコレートでできています。中には果実のジュレやホワイトチョコクリーム、クランチなどを重ね、味わいや食感に変化をつけています。

紅茶美人 Tea Beautyは2021年4月に開業し、2023年6月には同じ建物の2階に「紅茶美人+」をオープンしました。同店が大切にしているのは、紅茶をファッションのように、その日の気分や好みに合わせて楽しむという考え方です。

今回のティーポットケーキにも、その考え方が反映されています。紅茶を飲む道具をケーキにするという意外性に、ふたを開ける仕掛けや飲み比べを組み合わせ、紅茶の楽しみ方を広げました。見た目の楽しさを入り口に、紅茶の香りや味の違いにも関心を向けてもらう、紅茶専門店ならではの商品マーケティング事例です。

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4. 大阪に『ジョジョの奇妙な冒険』体験型公式ショップがオープン 作品に入り込む空間を設計

株式会社バンダイナムコエクスペリエンスは、2026年12月4日(金)、大阪のルクア サウス10Fに『ジョジョの奇妙な冒険』の体験型公式ショップ「THE★JOJO WORLD OSAKA」を常設でオープンします。

東京店が「黄金の精神が輝く奇妙な冒険へ」を掲げる一方、大阪店のコンセプトは「邪悪なるもう一つの『世界』へ」。同じIPを扱いながら、店舗ごとに作品への入り口を変えています。

単に買い物ができる場所を増やすのではなく、異なる角度から作品を楽しめる場所として打ち出すことで、東京店を訪れたファンにも、大阪店に足を運ぶ理由を提示していると捉えられます。

悪役という切り口で店舗の個性を示し、作中の印象的な場面をモチーフにしたゲームやカフェ、グッズまで、施設内のさまざまな体験要素に『ジョジョの奇妙な冒険』の世界観を取り入れた事例。

来店客自身が作品の世界に入り込める体験型ショップとして、リアルな空間全体をファンとIPの接点として活用する設計が特徴的です。

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5. 爪先にもマスキングテープの発想を 「mt」が挑む文具から美容へのカテゴリー拡張

カモ井加工紙株式会社が展開するマスキングテープブランド「mt」から、フレンチネイル用シール「mt french nail seal」が2026年9月1日(火)に発売されました。

今回発売されたネイルシールは、長年培ってきた「貼る」技術とデザイン性を、セルフネイルという新しい分野に応用した商品です。爪先に色をのせるフレンチネイルは、境目となる曲線「スマイルライン」をきれいに描くことや、左右のバランスをそろえることが難しいという課題があります。

このような悩みを解決するため、爪先にシールを貼り、ジェルを塗ってUVライトで硬化させることで、初心者でも手軽にフレンチネイルを楽しめる商品として誕生しました。さらに、シールの裏面には位置合わせの目印を設け、左右のバランスを整えやすい仕様となっています。

マスキングテープで培った「貼る」という技術とデザイン性を、セルフネイルという異なる分野に展開。既存の技術を応用することで、新たな商品カテゴリーへの参入を実現するとともに、これまで文具や雑貨を通じて「mt」に親しんできた人にも、美容用品という新しい利用シーンを提案しています。

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6. キャラクターの行動を商品に くりまんじゅうの「だし割り」を再現した玉乃光酒造

京都・伏見の玉乃光酒造が『ちいかわ』とコラボレーションし、作品に登場する「くりまんじゅう」をモチーフにした「ちいかわ 日本酒とお出汁のだし割りセット」を2026年11月10日(火)に発売します。

同商品は、お酒が好きなことで知られるキャラクター「くりまんじゅう」が作中で味わっていた「だし割り」を、ファンが自宅で再現できるようにした商品です。

くりまんじゅうは、お酒をたしなむ姿が印象的なキャラクター。だし割りという飲み方の再現は、単なるキャラクター商品の販売ではなく、ファンが作品の世界観を自分の生活の中で体験する機会につながっています。

さらに、パッケージには「くりまんじゅう」に加えて作中のアイテムを配置し、印象的な場面をデザインに。ファンなら思わず反応したくなる仕掛けも施されており、開封前から作品の世界観を楽しめる仕様です。

キャラクターへの愛着を実際の飲用体験に結び付け、作品の世界観を通じて日本酒の楽しみ方を提案するコラボレーションです。

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7. コスメキッチン×絵本作家くらはしれい 日常にささやかな喜びを届けるホリデーコラボ施策

セレクトショップ「Cosme Kitchen(コスメキッチン)」が、絵本作家のくらはしれい氏とコラボレーションしたホリデーコレクションを発売すると発表しました。2026年11月1日(日)と12月1日(火)の2回に分けて、全7種の限定商品を展開します。

コスメキッチンは、ナチュラル&オーガニックコスメを中心に、ハーブティーや雑貨などを取り扱うセレクトショップ。一方、くらはしれい氏は、どこか懐かしさを感じさせる海外絵本風のイラストや独特な色使いで知られています。今回の企画では、両者の世界観を重ねることで、日常の中にささやかな喜びを届けるホリデーギフトを販売します。

第1弾として発売されるのは、イギリスのオーガニックティーブランド「ENGLISH TEA SHOP」のホリデーティーコレクション。別途用意したひもを通せば、パッケージをクリスマスツリーのオーナメントとしても活用できる仕様になっており、紅茶を味わう時間に加え、飾る楽しみも取り入れた商品です。

クリエイターの世界観を軸に、幅広い商品カテゴリーを横断しながら、贈る・飾る・使い続けるという体験を提案。商品そのものだけでなく、その先の楽しみ方にも価値を持たせたコラボレーション事例です。

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10月は、マスキングテープの技術を美容分野へ応用したり、紅茶を飲むための道具を丸ごとケーキへ変換したりと、自社の強みを異なるカテゴリーや形態へ生かした事例が多く読まれました。

既存の枠にとどまらない新たな形へと落とし込むことで、技術や専門性の違った一面を見せながら、生活者との接点を広げています。

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