わずか数分で消えるOOH広告? コロナビールが伝えるブランドメッセージ
コロナビールが南アフリカで展開した「Sun Shadows」は、自然現象そのものをブランド体験に変えたユニークなOOH施策です。
ケープタウンの街中に白いチョークでコロナビールのラベル部分だけを描き、夕暮れになるのを待ちます。太陽が地平線に近づくと、建物などの影が長く伸び、チョークで描かれた部分と重なって、巨大なコロナビールのボトルが路面に浮かび上がります。
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CGやデジタル加工は一切使われていません。影が狙った形になるよう、太陽の位置や街の構造を細かく計算し、最適な瞬間だけ広告が完成する仕組みです。
太陽が動けばボトルも消えていく、まさに一瞬しか姿を現さない「Living Poster」(生きているOOH)といえる表現になっています。
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コロナビールは「life is best lived outside」(人生は屋外で過ごすのが一番)というブランドの考え方を掲げており、今回の施策でも夕暮れという屋外で過ごす時間そのものをクリエイティブに取り込んでいます。
自然を広告表現に取り込むコロナビールの発想は、今回が初めてではありません。過去にも太陽を使ったビルボードなどを展開しており、自然そのものにクリエイティブの一部を担わせる表現を続けてきました。
2026年3月ごろから南アフリカで展開されている「It’s Sunset Time」では、夕暮れの写真を使った施策など、日没の時間をコロナビールのブランド体験と結びつける取り組みが行われています。
今回の「Sun Shadows」もその流れをくみ、夕暮れの「時間」そのものを使って、コロナビールらしい体験を街中に出現させました。
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AIやCGで何かを「つくる」広告が増えるなか、あえて自然に存在する太陽と影をクリエイティブに取り込み、ほんの数分しか現れない広告に仕上げました。
広告を設置するのではなく、太陽の動きによって完成し、そして消えていく。ブランドが伝えたい価値を表現するだけでなく、「いつ、どのように現れるか」まで含めて広告体験を設計した事例です。
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