若者を取り残した業界への問いから誕生 クラフト焼酎「HEISEI」 

習慣的に酒を飲む人が減少する一方、飲める人もあえて飲まない「ソバーキュリアス」という価値観が若年層を中心に広がっています。

飲酒が当たり前ではなく、主体的に選ぶものへと変わるなか、酒類ブランドには、商品の魅力だけでなく、若年層が共感できる文化や体験を通じた接点づくりが求められているようです。

そんな中、櫻乃峰酒造は「若者が焼酎から離れているのではなく、焼酎業界が若者を取り残しているのではないか」という考えに向き合い、平成世代向けのクラフト焼酎ブランド「HEISEI」を開発しました。

そのコンセプトを体感できる場として、2026年7月29日(水)から8月1日(土)まで、東京・新橋で期間限定のポップアップイベント「CRAFT SHOCHU HEISEI ハイボール酒場」を開催します。

会場では、平成レトロをテーマにした大型パネルの展示やチェキ撮影、酒ガチャなどを展開。HEISEIのハイボールを楽しみながら、1990年代後半から2000年代初頭の空気感に浸れる空間を提供します。

ブランドコンセプトを象徴しているのが、「HEISEI #1989」「HEISEI #1999」「HEISEI #2001」という商品名。平成の年号をそのまま採用することで、自分にゆかりのある年を選びたくなったり、その時代の記憶を思い浮かべたりと、商品名がストーリーを伝える役割を担っています。

「HEISEI #1989」は、平成の始まりをテーマに、樫樽で20年以上熟成した麦焼酎を使用。「HEISEI #1999」は、平成カルチャーの熱量を柑橘系の香りが広がる芋焼酎で表現しています。「HEISEI #2001」は、デジタル化が進んだ時代のクールさを、日本酒酵母由来の吟醸香を持つ麦焼酎に重ねました。

商品名で興味を引き、イベントで理解を深めることで、ブランドへの共感を育む流れをつくっています。

若年層の焼酎離れを生活者側の問題とせず、業界が十分な提案をしてこなかったという課題に置き換えた本施策。その問いを起点に、平成という共通体験を商品名、味わい、飲み方、イベント空間まで一貫して展開しています。

焼酎の伝統を説明するだけでなく、若年層が自分の記憶から入れる入口をつくる。クラフト焼酎「HEISEI」は、カテゴリとの距離を縮めるための問いを、ネーミングと体験へ落とし込んだブランド設計といえるでしょう。

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