広島電鉄のレトロ車両がスニーカーに 住民の“あしもと”を支え続けてきた地元企業コラボ

JR広島駅の駅ビルへ乗り入れる「駅前大橋ルート」を開業し、大きな話題を呼んだ広島電鉄。新しい活気に沸く地元の交通事業者と、昭和8年から広島県府中市で職人技術による靴作りを続けるスピングルカンパニーが、初のコラボレーションを展開します。

今回の取り組みは、ともに広島県を拠点とし、長年にわたり人々の移動やくらしを支え続けてきたという共通のアイデンティティから実現しました。

スピングルカンパニーは2026年のテーマに「Moving with SPINGLE」を掲げ、人々が行き交い、新しい物事に出あう場面をイメージした商品を展開しています。その新たな出会いの対象として選ばれたのが、1958年から現役で走り続けるレトロな路面電車「350形」でした。

変化を続ける都市のなかで、あえて市民の移動を長く支えてきた伝統的なシンボルと交わる。そうすることで、同社が代々受け継いできたものづくりの背景を、地域の歴史や愛着に重ね合わせて表現しています。

ベースとなったのは、同社を象徴する巻き上げソールが特徴の人気モデルです。車両のカラーリングをアッパーやテープで再現しただけでなく、車両番号やロゴ、方向幕といった細かな要素を、日常のファッションに溶け込むようさりげなく落とし込みました。

心地よい履き心地はそのままに、特製インソールやボックス、ステッカーが付属するなど、遊び心の光る1足に仕上がっています。

今回のコラボスニーカーは、それぞれのブランド価値を高め合う役割を果たしています。広島電鉄にとっては、新しい路線の話題性とあわせて、歴史ある車両の魅力を身近な形で全国の生活者へ発信し、鉄道ファン以外へも愛着を広げる機会となるでしょう。

スピングルカンパニーにとっても、地元の移動の歴史と深く結びつくことで、伝統を守りながらも街と共に未来へ動き出す姿勢を広く伝える契機といえます。“あしもと”を起点に地域の資産を捉え直す、相互に豊かな実りをもたらす共創型プロモーションです。

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