「皮膚が、結論。」──記念日×CM×OOHで広げるリンデロンVsの総合施策

6月12日を「向き合おう皮膚【リンデロンVs】の日」と制定し、TVCM放映、OOH広告、SNSキャンペーンなどを複合的に展開したのは、シオノギヘルスケア株式会社。

同社の湿疹・皮膚炎治療薬「リンデロンVsローション」の新テレビCM放映に合わせて実施された本施策は、“肌に寄り添うセルフケア”というテーマを多面的に伝える広告展開として注目を集めています。

記念日を軸とした統合的なプロモーション

今回の取り組みでは「向き合おう皮膚【リンデロンVs】の日」という新たな記念日を制定することで、広告以上の文化的接点を創出。記念日を起点に、東京メトロやOsakaMetroなどでのトレインジャックや、X(旧Twitter)を活用したキャンペーンを実施し、生活者との接点を多角的に広げています。

OOH広告では「皮膚に関する答えがすべて“皮膚”になるクイズ形式」の掲示を採用し、通勤中の乗客の目を引くだけでなく、能動的な関与を促す仕掛けに。

SNSキャンペーンでは、ハッシュタグを活用した参加型企画を展開し、抽選で図書カードが当たるなど、オンライン上での話題喚起も抜かりありません。

芦田愛菜さんが伝える“やさしいセルフケア”

TVCMには、これまでにもシリーズで起用されている芦田愛菜さんを再び起用。水色と白を基調とした衣装に身を包み、幻想的な世界観の中で“肌に寄り添う”というメッセージをやさしく伝えています。

芦田さんは「強く伝えるのではなく、やさしく届くことを意識した」とコメント。その穏やかで芯のある語り口と落ち着いた表情が印象的で、製品が持つ“使いやすさ”や“日常での頼もしさ”といった価値が、情緒的に表現されています。

CMとあわせて公開されたメイキング映像やインタビュー動画では、読書や美術館巡り、編み物など、芦田さんの“自分と向き合う時間”も語られており、製品コンセプトと自然につながる内容となっています。

記念日施策による中長期的なブランド構築

「皮膚と向き合う日」という記念日を設定したことで、今後も継続的な施策展開が可能になる点も見逃せません。セルフケア意識が高まりやすい夏季に合わせて、生活者の関心に即したタイミングでの展開が行われており、長期的なブランド認知の定着にもつながることが期待されます。

また、シオノギヘルスケアではSNSやオウンドメディア、専門家による解説記事などを通じて、セルフケアに関する正しい知識の普及にも注力。このようにキャンペーンをきっかけにブランドへの信頼感を高める導線が整えられています。

“広告”を超えたセルフケア文化の提案

今回の「リンデロンVsローション」の施策は、記念日制定からCM、OOH、SNSまでを一貫したメッセージでつなぎ、セルフケアの大切さを生活者の目線で発信しています。

「皮膚が、結論。」という一言には、製品の特徴だけでなく“自分自身と丁寧に向き合う時間の価値”を伝えたいというブランドの想いが込められているのではないでしょうか。

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