面白い広告&PR12選|一度見たら忘れられない強力インパクトの施策まとめ
おもしろい、楽しいコンテンツは、ついつい目に留まってしまうもの。そんな「笑い」をフックにして、たくさんの人に情報伝達しようという施策はシンプルながら、効果的なものばかりです。
今回は、いろいろな角度から笑って楽しませてくれる仕掛けとなっている最近の施策12選をまとめてお届けします。
1.のんと新津ちせの「おコメディアンズ」がなぞかけを披露! 「いわて純情米」Webムービー
JA全農いわては、2021年のCM放映時に好評を博した、のんさんと新津ちせさんによるコンビ「おコメディアンズ」を復活したCMを制作。かろやかな口あたりが特徴的な「銀河のしずく」と、岩手県内で生産量が最も多く、長く愛されてきた「岩手県産ひとめぼれ」の魅力をコミカルなダンスと楽しい歌にのせて届けています。公式YouTubeチャンネルでは、いわて純情米を食べながら「お米」をテーマになぞかけに挑むWEBムービーも公開しました。
CMと同様にコミカルなダンスと楽しい歌で魅せた後に、2人が向かい合いお米を食べながらなぞかけを始めます。純情可憐な2人のほっこりとしたやり取りは心あたたまるもので、“いわて純情米”の好感度も高めています。
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2.緊迫した西部劇の一幕で予期せぬハプニングが! Amazonが描くコメディタッチのCM
世界最大級のECサイトをはじめスマートデバイスや動画配信プラットフォームを展開するAmazonは、自社が開発するAIアシスタントAlexaの機能とAmazon Prime Videoの連携の強さをアピールするため、西部劇をテーマとしたCMを公開しました。
動画冒頭、荒野のなかに佇むサルーンのなかから突然飛び出してきて、「また新しい友だちができたんだってな」「味方を欺くにはまずは敵から、という言葉もあるからな」と互いに吐き捨てる2人のガンマン。いまにも撃ち合いがはじまりそうな、緊迫した空気が場を包みます。
すると突然、「ごめん、いまの聞こえなかった! 耳がちょっと遠くて」という声が響き渡ります。呆気に取られたガンマンたちがふと横を見ると、そこにはソファに座った女性の姿が。映画の設定と現実世界が混じったような演出が入ります。
意外性のある展開により、シリアスなシーンがどんどん違った方向に転がっていくのが見どころです。
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3.社員の個性を“AIラップ”で言語化!MCネームつき自己紹介動画がおもしろい
中途採用サービス「ミイダス」は、博報堂の研究機関「UNIVERSITY of CREATIVITY(ユニバーシティ・オブ・クリエイティビティ)」(以下 UoC)が開発したAIラッパーシステムを導入し、自分ではなかなか紹介しづらい自己のパーソナリティやストレス耐性といったコンピテンシーを代弁してくれる「ミイダスラップ」の提供を開始しました。
パーソナリティを体現したMCネームは合計19名で、動画の本数は約5,670本あり、診断結果に合った1本が表示されます。動画はDL保存することができるので、ちょっとした自己紹介の場で披露することも可能。また、TwitterやLINEなどSNSを通じて簡単にシェアすることができます。
会社の人事で導入すれば、新入社員の適性把握・人事研修のアイスブレイク・部署のチームビルディング・「フリースタイル自己紹介」など、さまざまな場面に活用することもできます。
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4.チョコプラ起用の「ニッポン推し味大調査」チューブ調味料動画がおもしろい
ヱスビー食品は、幅広い世代から支持されているお笑い芸人・チョコレートプラネットを起用したチューブ調味料の総合プロモーションとして、チューブ調味料の利用実態に迫る「ニッポン推し味大調査」を実施し、調査と連動したウェブ動画の公開とTwitterキャンペーンを実施しました。
今回の動画では、とあるスーパーを舞台に、試食のおばちゃんに扮した松尾さんが、連日のそうめんで飽きている長田さんに声をかけ、そうめんがおいしくなる「あるチューブ調味料」をおすすめします。チューブ調味料の紹介をしつつも、チョコレートプラネットのコントとしても楽しめる内容に仕上がっています。
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5.リッツさえあれば大丈夫! コメディ要素満載のブランディング動画
1934年にアメリカで生まれて以来、約90年におよび世界中で愛されてきた老舗クラッカーブランド・リッツ。そのまま食べても、チーズやディップと合わせて食べても楽しめるシンプルな味わいが特長です。
そしてこのたび、イギリスで“いつでもすぐに食べられる”というメッセージで、リッツが食卓を彩る様子を描いたCMが公開されました。親しみのあるリッツならではの安心感と利便性にフォーカスすることで老舗ブランドとしての存在感をアピールしています。
動画は「ねえ、それお客さん用に買ったんだけど」というセリフとともに幕を開けます。ダイニングルームでくつろぐ5人家族のおだやかな昼下がりの光景……かと思いきや、玄関のチャイムが鳴ると同時にその場はパニック状態に。予想よりも早く到着してしまったお客さんを迎え入れるため、全員が急いで家の掃除をしはじめます。
ドタバタコメディの展開をしつつも、リッツさえあれば大丈夫、という帰結するお見事なCMとなっています。
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6.堺雅人さん出演 困難な課題へ立ち向かう姿勢を壮大かつコミカルに表現した丸紅の新CM
丸紅が、新CM「できないことは、みんなでやろう。『紅丸』篇」を公開しました。今回のCMは俳優の堺雅人さん扮する「紅丸(べにまる)」が仲間と共に大きな課題に立ち向かう姿を通じて、丸紅グループの「Global crossvalue platform」を表現しています。
このCMは、公開初日からSNS等でも「秀逸だ」「スケールが壮大すぎる」と話題に。わかる人にはわかる“ぐっとくる要素”が随所に散りばめられ、予測できないストーリー展開とともに「できないことは、みんなでやろう。」というメッセージにしっかりと落ちていきます。
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7.爆笑必至の変顔100種類!? “ほぼタダ”を実現させるにらめっこキャンペーン
日清ヨーク株式会社は、お笑いコンビ・錦鯉を起用した「変顔錦鯉に勝てるか!? ほぼタダにらめっこ! キャンペーン」を実施しました。
今回のキャンペーンでは、錦鯉の長谷川雅紀さんとにらめっこで変顔対決ができるブラウザゲームを展開しています。用意された変顔は、寄り目、ギョロ目などの定番変顔から、音楽室で一度は見たことのある有名音楽家!? 中世ヨーロッパ風や、まるで少女漫画なデカ目メイクといった特殊な変顔、CG特殊加工変顔まで、登場する変顔の数はなんと100種類。ホスト時代のまさのりさんも今だけ復活!運が良ければ、貴重なホスト風キメ顔と対戦ができます。
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8.トイレに笑いを!?究極の個室が、最高のリフレッシュ空間になるデジタルサイネージ
バカンが提供するトイレ広告メディア「アンベール」と、国内最大級のお笑いwebサービス「写真で一言ボケて(bokete)」が、新たな連携を開始。トイレ個室内のデジタルサイネージで、boketeのコンテンツを配信を実施。
boketeは、2008年8月にスタートしてから、これまで累計1億件のボケ投稿、アプリは750万ダウンロードを記録しています。過去に投稿された名作も配信予定ですが、サイトとアプリ内にバカンの公式お題ページを開設し、新たなボケが投稿できるようになります。これにより、トイレ利用時に“クスッと笑える”機会を創出し、利用者にとってトイレを「笑いでリフレッシュできる空間」にアップデートすることを目指しています。
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9.笑いあり、おやつあり!?米菓と落語のコラボ「東あられ寄席」とは
東京都墨田区に本社を置き、米菓を製造・販売する株式会社東あられ本鋪は、2024年1月26日(金)に、東あられ本鋪両国本店にて「第2回 東あられ寄席」を開催しました。
出演者は、2代目林家時蔵を父に持つ、林家あんこさん。2023年8月21日(月)に開催された米菓業界初のコラボ寄席の第2弾として、前回の好評を受けて開催決定したものです。
今回、東あられ本鋪の商品「おせんとあんこ」を基に、落語家林家あんこが新作噺を作りました。米菓業界では異色のコラボとなる「東あられ寄席」。来場者には「おせんとあんこ」のお土産付きのイベントとなっています。
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10.英語ペラペラの息子が未来からタイムスリップ!?伊豆の国市移住PR動画がおもしろい
ロントラ株式会社は、伊豆の国市からの委託を受け、移住候補地としての伊豆の国市の認知度向上と移住関心層の拡大を図ることを目的に、子育て移住をテーマとした動画を制作。動画は前編と後編の2本仕立てで、前編は英語教育を中心に展開しています。
前編では、2分12秒の本編、30秒のダイジェスト、6秒の縦型ショート動画計3本が制作、それぞれ公開されました。伊豆の国市公式YouTubeやInstagram、Xで見ることができます。
子育て中の夫婦の前に、突然、冷蔵庫の扉が勢いよく開き、謎の人物が飛び出してきます。あっけにとられる夫婦に向かって英語で話しかけてくる青年、その正体は未来から来た成長した息子でした。英語が話せるのは伊豆の国移住による英語教育の賜物だと言い、伊豆の国での暮らしの魅力を伝えるうちに夫婦も移住を検討し始めて……というストーリー。
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11.ついつい見入ってしまうと話題!日産自動車のSFコメディWEBドラマ「未来にまかせる君」
日産は、集合住宅にEVの充電設備がないことがEV購入の障壁であるという調査結果を踏まえて、2023年1月、積水ハウスとともに、住環境とEVのより良い関係性を目指した「+e PROJECT(プラスイープロジェクト)」を発足させました。
近年、積水ハウスの「シャーメゾンZEH」など、集合住宅でもEVの導入を可能とするための住環境の取り組みやサービスが多く発足している中で、今年度は既存の集合住宅に焦点をあて、コンテンツを制作。
“EV充電設備と集合住宅の未来価値”をテーマにしたSFコメディWEBドラマ「未来にまかせる君」 を2024年1月22日(月)より公開しています。
常に他人に任せきりの人生を送っており、人から「まかせる君」と言われている主人公の行動にドキッとさせられる今回のストーリー。先送りにした先の未来の自分たちからの苦情で、少しずつ行動変化を起こしていくという展開のみならず、最後には「なるほど、そうだったのか!」という驚きの結末も。
ついつい見入ってしまうとともに、心温まるシーンもあり、長尺ながら飽きさせない映像となっています。何より1人7役を見事に演じきっているあばれる君の演技力にも注目です。
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12.あのスーパーアキダイ社長が登場!?LIFULL HOME’Sのワイドショー風WEB動画
不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」は、新生活を前に住まい探しの動きが高まるこの時期にあわせて、物件情報の鮮度の重要性を伝えるために、新たなWEB動画を制作。
スーパーマーケット「アキダイ」社長を起用したWEB動画「突撃!スーパーアキダイ!-品数重視で社長が暴走篇-」を、2024年2月13日(火)よりLIFULL HOME’SのYouTubeチャンネルにて公開しました。
この動画は、各メディアでもおなじみ、安さ・品ぞろえや鮮度にもこだわりのあるスーパーマーケット「アキダイ」の秋葉社長が初出演、食品と同じく物件情報も「鮮度」が重要であることを伝える動画となっています。
また、ワイドショーの生中継をパロディにした内容になっていて、普段の秋葉社長からは想像もつかない、他では見られない様子が見どころとなっています。品揃えを重視するあまり、「鮮度ってそんな気にならないでしょ?」「こんだけ(商品が)いっぱい並んでんだから鮮度はまぁ……どうでもいいでしょ?」などのブラックなコメント。さらに、鮮度を過ぎてしまってひよこになってしまった卵を撮影され、慌てふためく姿など驚きの展開です。
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強烈なインパクトを残す「笑い」をフックにした面白い広告&PR
「笑い」をフックにした施策は海外、国内問わず効果のあるプロモーションとして、まずは一度企画プランに乗る正攻法ともいえそうです。そこから実際に成立する企画にする要素はバリエーション豊かで、見る人に強烈なインパクトを残します。商品やサービスにどんなコメディ要素を付け足すと魅力的になるか、考え抜かれた施策には自然と衆目も集まります。
これからも楽しませてくれる「笑い」をフックにした強力施策には注目していきたいものです。
その他の事例集についてはこちら
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