ファッション業界の暗部に光を当てる広告「そのボーダー柄は誰かの“檻”になっているかもしれません」

Case: Child Labour

子供たちのための民間の国際援助団体Save The Childrenがブラジルで実施した、センセーショナルなプリントキャンペーンをご紹介します。

ファッション業界に蔓延る“発展途上国での児童労働の問題”を市民に啓発することが狙いの企画です。タイトルは“Imprisoned Children”(囚われた子供たち)。全5種類のクリエイティブがこちら。

・ドレス編1

・ドレス編2

・プルオーバー編

・セーター編

・チュニック編

ファッショナブルなドレスやセーターを身にまとい、ポーズをとっているモデルたち。そんな彼らの衣装のボーダーから子供たちが顔をのぞかせています。

コピーは以下の通り。

A dress[pullover,sweater,tunic] shouldn’t cost a childhood.
(ドレスは誰かの子供時代を犠牲にすべきではありません。)

「“ボーダー柄”を、子供たちを仕事に縛り付けている“檻”にする」というアイディア。ボーダーから小さな手を出している姿がなんとも切なく見えます。

ファッションを消費する場所からは遠く離れた地で、子供たちを搾取している(一部の)ファッション業界の構造を市民に知ってもらい、そのようなブランドの購入は控えるよう促す啓発クリエイティブでした。

(via The inspiration room)

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