反児童虐待を訴えるCM “諦めの表情を浮かべる子供の目に映る親の姿とは”

Case:Monsters

虐待児童を救うために活動をするフィンランドのNPO団体「Fragile Childhood」による啓蒙CM。
テーマは「Monsters」。

この世の全てに絶望したような表情を浮かべて街を歩く一人の少女の姿が映し出されます。

自動車の前に立ち、悲しそうな顔をした少年の姿も。

上目遣いに目の前にいる人の姿を見つめる別の少女。

目の前にあるパフェをいじくりまわし、窓の外を物思いに見つめる女の子。
テーブルには獣のような腕がおかれています。

彼女が前を見やると、そこにはスーツ姿のモンスターが座っています。

絶望したような表情を浮かべている少女と手を繋いで歩いているのも、ワンピースを着て買物袋を手にしたモンスター。

少年を車の席に座らせて脅すモンスターも。このモンスターは誘拐犯などではありません。

ここでCMのネタバラシ。
『子供たちの目に、親が“こんな化け物(モンスター)”に映るのは、親がアルコール中毒になった時ではないでしょうか』というメッセージが表示されます。

アルコール中毒の親を持つ子供の目には、親はこんな風なモンスターに見えているんですよ。モンスターから子供を救い出すために、匿名でヘルプラインやFacebookページにご連絡ください、と呼びかけています。

CMに出演する子供たちの目、「怯え」ではなく、「諦め」に支配された目がとても印象的でした。

動画はコチラ

参考サイト

・Creative Criminals
http://creativecriminals.com/tvcinemafilm/fragile-childhood-monsters/

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