退屈なタイムシートの入力作業をクールにする大手広告代理店の福利厚生プロジェクト

Case:Timeseet

大手広告代理店のjwt(ブラジル)が、従業員の誰もが退屈で面倒だと感じているタイムシートの入力業務をちょっと楽しく、かつ、全社員に期日までのシート入力を徹底させるために手掛けたユニークな福利厚生プロジェクト。

その名も、Drink time sheet

まず、同社オフィスラウンジにビールが一杯入ったプロジェクト専用の冷蔵庫を設置します。
こちらの冷蔵庫には特殊な電子ロックがかけられており、従業員は『あること』をしないと開閉ドアを開くことができなくなっています。

その『あること』というのは、同日までの自身の電子タイムシートをミスなく全ての項目を入力することです。

タイムシートの入力状況に応じて専用画面にうつるビール瓶メーターが徐々に満タンに近づいていく、という直観的にわかりやすいインターフェースが特長です。

このプロジェクトを採用した結果、従業員の全員がキンキンに冷えたビールをラウンジで無料で飲むことができ、従業員同士の交流を深めるきっかけになりました。
同時に、毎週金曜日には全社員のタイムシートが100%綺麗に埋められるようになったそうです。

一挙両得を実現するクールなアプローチ。
コミュニケーションを通して人の頭、体、心を動かすことが求められる広告代理店として、思わず「流石!」と言いたくなるアプローチです。

今回の企画はとても素敵な取り組みだと感じますが、だからと言って、どんな企業でも同様の手法を導入していいかと言うと当然そういうわけではありません。ターゲット(この場合は従業員)のインサイト、行動原理を理解して取り組まないと悲惨なことになりかねないのでご注意ください。

動画はコチラ

参考サイト

・Adverblog
http://www.adverblog.com/2012/04/23/do-your-timesheets-get-free-beer/#more-12472

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