“モザイクの存在”が間違ったストーリーの伝達を助長する

Case:Wrong story

CANNES LIONS 2011でプレス部門のブロンズを受賞した作品。

今にも“×uck you!”という声が聞こえてきそうな上の写真(英:キャメロン首相)。

こちらは“報道の自由”をうたって世界中で活動している「Reporters Without Borders(国境なき記者団)」による、報道に対する“検閲反対”を訴える啓発広告。

広告メッセージは、『報道に検閲をかけることで間違ったストーリーを民衆に伝えることになる』というもの。

メッセージを伝えるために、キワドイ箇所にモザイクをかけた英キャメロン首相、露プーチン首相、米オバマ大統領の写真を使用。

“『モザイク≒検閲』が存在することにより市民を悪い方向へ誤解させることになりますよ”とその危険性を示唆している。

メッセージを示唆するためのドストレートなクリエイティブ。

これまであまり意識しなかったメッセージをストンと腹落ちさせる素晴らしい仕事だと思いました。

参考サイト

・buzzillablog
http://www.buzzillablog.com/2011/06/wrong-story.html

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