現代にも通ずる平和思想の持ち主 藤原清衡を村上弘明が演じる、岩手のPRムービーが本格的すぎる!

東日本大震災では被害も大きかった岩手県。津波でありとあらゆるものが押し流されていた、陸前高田の映像が今も記憶に新しいのではないでしょうか。

しかしそんな困難を乗り越え、また新たな道を歩き出している岩手県。気持ちも新たに岩手県をPRすべく、PR特使の村上弘明さん主演で、時代劇仕立てのPRムービーを公開中です。

900年前の平泉

今から900年前の平泉。平安末期の陸奥が舞台。馬に乗り、野山を颯爽と駆け抜ける村上さんが登場します。中尊寺を建立した藤原清衡役です。

戦に追われていた、藤原清衡

久方ぶりに我が家へ帰った清衡。「しばらく見ないうちに大きうなったのう。戦のない平和な世になると良いのう」と我が子に向かって語りかけます。

後三年合戦に勝利するも、平和の世を望む清衡

我が子への言葉とは裏腹に、この後豪族清原氏の相続争いを発端に、「後三年合戦」に突入します。めでたく勝利を収めた清衡でしたが、戦そのものに嫌気をさすように…。

そして、敵味方関係なく戦で犠牲になった御霊を鎮めたいという願いを込め、中尊寺建立を思い立ちます。1105年には中尊寺を実際に建立。

平和を願い中尊寺を建立

わしはこの中尊寺から東北を一つにし、平和で豊かな国を作りたいと思う

と野望を語る清衡。

戦が当たり前の時代に、僧侶でもないのに浄土思想を描き、後世にも伝わっていることを考えると、それだけでも立派な人。東北というと、つい寒くて若干暗いイメージを持ってしまいがちですが、実際に行ってみたらイメージが変わるかもしれませんね。

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