サンドアート界の巨匠からの質問 『人生流されるままでいいですか?』

世界中のビーチをキャンバスに、美しく儚いサンドアートを描くアンドレス・アマドール氏。サンフランシスコを拠点に、新たなキャンパスを求め5大陸を旅しています。

そんな彼のライフストーリーが公開され、大きな話題を呼んでいます。30歳までは流されるがままに生きていたという彼。転機は意外なところにあったようです。

流されるままの人生

『人生は川の流れのように、あなたを導いていく。流されるがままに過ごすと、途中にある美しいものを見失ってしまう。もし美しいものを見たとしても、感謝する気持ちすら失ってしいるもしれない。』と、アンドレス氏のナレーションから映像は始まります。30歳まで、葉っぱのように流され続けていたという彼。転機はどこにあったのでしょう。

フェスティバルで見た“炎の男”

それは、フェスティバルで見た“炎の男”。そこで彼は、“内なる自分を表現する多様な方法”と、“それがどれほどの喜びをもたらすか”に気づかされます。そして、どんなに自分が人生、仕事に満足していないか、自分の内に秘めたものを表現していなかったかを認識し、行動を起こすのです。

“世界”に自分を置いてみる

まずは自分の小さい世界から抜け出し、敢えて違う世界へ自分自身を置いてみる。旅することで見えてくることがあるようです。ここぞと勇気を出して、仕事とその流れから抜け出すため、旅に出ることに。




ビーチでの閃き

そしてビーチで自転車を漕ぎ、何かが閃いた様子。

若い頃は、絵を描くのが好きだった。でも自分の描きたい絵は紙には収まらないかもしれない…。私の心も世界も、より広がっている。そして、絵も。ビーチは広く、私に胸の内を描かせてくれる。

“ビーチに絵を描く”、という新たな発想が浮かび上がったのです。

壮大なビーチをキャンバスに

たとえ潮の満ち引きでビーチに描いたアートが消えてしまったとしても“何か新しいモノを描く”という原動力となる、と彼は語ります。新しい作品を描くチャンスだとも。

そして、『作品を通して“私の世界”を他の人々とシェアすることが可能になる』と、アンドレス氏は言います。実際美術館に行かずとも、彼の素晴らしい作品は多くの人々の目に触れることに。

死んだ魚?それとも鮮魚?

スカンジナビア人の、こんな言葉があります。

『死んだ魚のみ、川を流れゆく。』

「人生はただやり過ごすにはもったいないほど貴重なもの。流れに身を任せると、あなたはただ流されるまま、人生過ごすことになる。でも情熱を持てば、流れは遊び場に変わる。全てはあなたの望み次第。死んだ魚?それとも鮮魚?」そう語るアンドレス氏は“自分の行きたい道へ進む勇気を持った今、人生を思いっきり楽しんでいる”と言います。

その美しい作品の数々で、世界中の人々を魅了し続けているトルコ航空による映像でした。

流されるままの人生を見直すために…どこかへ旅してみたくなる。自分の日常を考えるきっかけになるような本編を、ぜひお楽しみください。

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