\ Pick of the week /先週の話題事例ピックアップ<6/22-6/28>
PR EDGEにおいて、先週たくさん読まれたPR事例・クリエイティブ事例をピックアップして紹介する「Pick of the week」。
今回は、資生堂、ステラシード、秋田書店、インターメスティック、コカ・コーラシステムの事例紹介記事をまとめてお届けします。
1. ラルクの名曲をIROHAがカバー ブランド資産を再活性するマキアージュ新動画

資生堂のメイクアップブランド「マキアージュ」は、限定コレクション「Wings Collection」の発売に合わせ、6月18日(木)にK-POPグループ「ILLIT」のIROHAさんを起用したプロモーションムービーを公開しました。
映像では、2000年に前身ブランド「ピエヌ」のCMソングとして話題となったL’Arc-en-Cielの「NEO UNIVERSE」をIROHAさんがカバー。
当時を知る層には懐かしさとブランドへの回帰を促し、楽曲を知らない世代には新鮮なサウンドとして届けることで、世代とジャンルを超えたアプローチを図っています。
今回のコラボレーションが第2弾であることも、発信するメッセージの説得力を高めています。単発の話題づくりで終わらせず、日本デビューを経て活躍の場を広げるIROHAさんの成長と、自分の可能性を広げるというマキアージュのブランドフィロソフィーをシンクロさせました。
2005年に誕生し、昨年20周年を迎えたマキアージュ。長く続くブランドだからこそ成立する過去の資産の再活用を軸に、今回はさらに継続的なコラボレーション、そして商品の記号化を掛け合わせています。
2. 「ホイミ」で特長を直感的に表現 エイトザタラソ×ドラクエの体験導線マーケティング

スキンケア発想の保水美容液ヘアケアブランド「エイトザタラソ」を展開するステラシード株式会社は、ゲーム「ドラゴンクエスト」とのコラボデザインアイテムを発表しました。
特に目を引くのが、ボトルのポンプデザインです。回復呪文でおなじみのホイミスライムをモチーフにすることで、ベネフィットである「保水・補修」をスライムというキャラクターの役割に重ね、ひと目で理解できる状態をつくっています。
シャンプー&トリートメントを軸に、ヘアオイルやボディソープまで同一世界観でそろえやすいラインアップにも注目。バスルーム内の接点を面で押さえ、シリーズ内の併買や買い足しを後押しします。
日用品は初回の購入で終わらせず、使い続けたくなる動機づくりが欠かせません。ホイミ!という呪文で特長をわかりやすく示し、ポンプ接点での反復と販路・ラインアップ展開で併買と露出を広げ、継続購買を狙うIPコラボマーケティング事例です。
3. 髙橋ヒロシ新作『ダストランド』発売 縁ある著名人からのアツいコメントが並ぶ大型広告

株式会社秋田書店は、同社が発行する青年漫画誌『ヤングチャンピオン』で連載中の漫画『ダストランド』の第1巻を2026年6月19日(金)に発売しました。本作は、過去に映画化された人気不良漫画『クローズ』『WORST』の正統続編です。
この発売を記念して、作者の髙橋ヒロシさんと縁のある小栗旬さんやR-指定さん、ケンドーコバヤシさんなど、各界の著名人8名から寄せられた“アツいコメント”を活用したプロモーションを実施しています。
全国のTSUTAYA(一部店舗を除く)の店頭において、著名人それぞれの推薦コメントをあしらった計8種類の特別帯版コミックスを用意し、ファンの購買動機を創出。
今回のプロモーションでは、この特別帯に載った言葉の数々を公式Xで公開し、さらに日常の移動の中で自然に目にするリアルな場での広告展開を連動させています。
田園都市線渋谷駅 ハチ公改札内 ロイヤルボード、新宿メトロスーパープレミアムセットに大型広告を掲出。道端やフェンスの影が映るコンクリートに無造作に置かれた単行本のビジュアルが目を引きます。
作品や作者と縁がある著名人が太鼓判を押すからこそ生まれる説得力や信頼感は、生活者の購買動機を強く後押しするでしょう。
4. 合言葉は“めがねだいじに” 日常を彩るZoff×ドラクエコラボコレクション

メガネブランド「Zoff(ゾフ)」を運営する株式会社インターメスティックから、国民的RPG「ドラゴンクエスト」のシリーズ40周年を記念したアイウェアコレクション「Zoff|DRAGON QUEST」が登場。
注目したいのは、IPの象徴を商品に落とし込んだデザインです。すべてのメガネとサングラスに付属するメガネ拭きには、「めがねだいじに」の文字を入れたオリジナルコマンド柄を採用。ケースにはめがねスライムと周年ロゴをプリントしています。
シリーズでおなじみのコマンドウィンドウの表現を、メガネを大事にするという商品の役割に結びつけており、キャラクターをあしらうだけにとどまらない、IPの世界観を商品の用途に翻訳する手法として読み解けます。
販売チャネルの設計にも工夫が見られます。先行予約は、店頭発売の約1週間前からECで受付を開始。さらに、メガネ8型9種のうち2型2種、サングラス4型5種のうち3型4種をEC限定とし、アイテムコレクションもWeb限定としています。
発売前から自社ECに接点をつくり、店頭とは異なる購入理由を明確にしました。
5. クレヨンしんちゃん実写化第3弾CM 「やかんの麦茶」全15種ボトル発売

飲料業界の競争が激化する夏。コカ・コーラシステムは「やかんの麦茶 from 爽健美茶」のプロモーションとして、「クレヨンしんちゃん」を実写化したオリジナルショートムービー「やかんの家族だゾ!」シーズン2を展開中です。
総視聴数2,100万回を突破する反響を呼んでいる同シリーズの最新作「一途なあいちゃんだゾ!」篇を2026年6月15日(月)に公開しました。新キャストとして、久保史緒里さん(元乃木坂46)が25歳になった“あいちゃん”を演じています。
本施策では商品の特徴とIPの世界観が融合し、「やかんでひと手間かけて丁寧に淹れたような味わい」や、ふうっと一息つける麦茶としての価値と、クレヨンしんちゃんが描く「めんどうだけど、愛おしい家族の物語」というテーマを重ねています。
さらに、本編公開日には、作中の名言をあしらった全15種の「夏のクレヨンしんちゃんボトル」を発売。夏仕様の「やかんをかぶったしんちゃん」の限定イラストも採用されており、ショートムービーの世界観を店頭でも想起できるパッケージ展開となっています。
キャスティングやキャラクター再現度の話題性で生活者からの注目を集め、店頭での購買行動へ誘導。限定パッケージの展開や2次元コードキャンペーン、Coke ONアプリとの連動を通じて、購入後も生活者との接点を継続させるマーケティング施策です。
先週は、長年培った歴史資産や関係性、作品のテーマ性など、背景にある文脈を現代の表現や商品の特性へ翻訳して結びつけた展開が目立ちました。
新商品の告知に生活者が共感しやすい物語を重ね、SNSでの発信から店頭での購買へと促す仕掛けを連動させることで、ブランドの世界観を多角的に届けています。
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