ありふれた日常から一転、紛争地域の光景を描いた国境なき医師団のCM

世界中の紛争地域で医療を提供するNGO・国境なき医師団は、日々前線で多くの命を救う医師たちへの寄付を募るため、紛争のない場所で暮らす人々と、“紛争地域での日常”を対比させる動画を公開しました。

 

「アリスは毎朝7時に目を覚まし、その後家族全員を起こします」というナレーションからはじまる動画。幼い子どもを持つ主人公のアリスが送るありふれた1日の描写を中心に進んでいきます。

「家族全員分の朝食だけでなく、昼食を作るのもアリスの仕事。夕方、仕事から戻った後も、アリスにはやらなければならないことがたくさんあります」。ヨガをしたり、夕食の準備をしたり、娘と一緒に映画を観たり……目まぐるしく進んでいくワーキングマザーの日常が次々と展開していきます。

「夜子どもを寝かしつける時には必ず本を読み、だいたいそのまま自分も眠りに落ちてしまいます。そんな平凡な日常をすごすアリスですが、前線の人たちは全く事情が異なります」

突然カットが切り替わり、画面には紛争地域の過酷な様子が映し出されます。銃声やヘリコプターのプロペラ音が響き渡る中で、命の危機に瀕している人々を必死に救おうとする国境なき医師団のスタッフたち。

アリスは、そんな彼らを遠い場所から支援するサポーターであることがナレーションによって明かされます。「日々支えてくれるアリスのようなサポーターがいてくれるからこそ、わたしたちは来る日も来る日も、ただひたすら命を救うことに専念できるのです。あなたも、国境なき医師団の前線支援をしてみませんか?」。

紛争とは縁のない人でも、多くの命を救う医師たちを支える手段はあるというメッセージを、複数の“日常”を用いることで印象的に訴えました。

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