ザンビア共和国の女の子たちの生理問題を支援し、解決する「ハートサポート2021」

生理用品「エリス」を展開する大王製紙は、世界の女の子たちの自立を支援するプロジェクト「ハートサポート 2021 」を実施。「チャレンジし続ける女の子を応援する」をコンセプトとした生理用品「エリス コンパクトガード」の発売をきっかけに、2018年よりプロジェクトがスタートし、コロナ禍での休止を経て3度目の実施となりました。

今回の支援先は、ザンビア共和国首都ルサカ市の郊外にある、20万人が暮らすスラム街の学校や地域。

ザンビアの女の子たちの多くは、生理用ナプキンを買うことができず、古着や新聞紙などの不衛生なもので代用するため、感染症などのさまざまな問題が発生しており、文化・習慣的に生理について話すことが基本的にはばかられることから、性に関する知識が不足している社会的背景があり、また、学校でもトイレが備わっていないことや、あっても鍵がかからずプライバシーを保てないことから、長時間生理用品を交換できず、漏れやにおいの発生につながることがあります。

さらには、生理を同級生にからかわれることで、学校を休む女の子が約10人に1人いるとのこと。その結果、授業についていけずに退学し、職業の選択が狭まり、貧困から抜け出せないというケースも多くあるそうです。

そんな現状に対し、「すべての問題を解決することはできないけれど、女の子たちの自立を少しでも支えたい」という思いから、ハートサポートのプロジェクトを計画。世界の女の子をとりまく環境についてみんなで考え、行動のきっかけとなるプロジェクトとなりました。

このプロジェクトでは、Twitterでハッシュタグ「#ハートサポート」をつけてハートサポート活動に対する感想またはザンビアへのメッセージを投稿すると、1件の投稿につき布ナプキン1枚の作製費が支援される内容になっています。

さらには、現地の女の子たちに布ナプキンを制作してもらい、配布・販売を行うことで、一過性の支援で終わらせず、貧しい家庭の女の子たちも繰り返し生理用品を利用できる環境を作るとともに、収入を得る機会を生み出すという、根本的な問題へのアプローチにもなっています。

また、現地に布ナプキン作製・配布・販売、健康相談や衛生知識を提供する場としてコミュニティスペースを開設予定となっていて、継続的な支援によって、男女間のあらゆる格差の是正のために重要な健康・衛生・性に関する知識の普及を目指しているとのことです。

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