「離れていても、おなじ食卓の味」食品会社がCOVID-19下の家族を描いたテレビCM

Case: Heroes at Home

食品会社・SwitzがUAE(アラブ首長国連邦)でイスラム教の断食月(ラマダン)向けに放映したテレビCMをご紹介。

普段はラマダン明けに多くの人がふるさとへ帰省するなか、感染防止のため国や地域をまたいだ移動が制限されている(2020年5月)現在、家族同士が直接会えずに過ごす人々がいます。このCMではビデオ通話による家族の会話を通じ、「離れていても、同じレシピで家族がつながる」というメッセージを伝えています。

CMは、ビデオ会議の画面からはじまります。画面には、キッチンでひとりうつむく女性の姿が。

やがて「お母さん!」と声が聞こえ、女性の息子と娘がログイン。


女性の父親もログインし、「おじいちゃん!」と笑顔を見せる3人。帰省先の実家のような団らんのひとときがはじまります。

「私は元気よ、お母さん。でもお母さんのおいしい料理が食べられないことがいまは寂しいわ。」

「大丈夫よ。もうじきすぐに、みんなで会える日が来るわ。」

「そうだ。秘伝のレシピを送ってあげるわ。」

「ちなみに私は、コレを使っているわ」と、カメラにSwitzの「サモサ(インド風揚げ春巻)の素」を見せる女性。

CMの締めくくり、画面には「家で戦うすべての人はヒーロー。みんな、笑顔になれる方法を知っている。」とメッセージが。

「お母さん、私たちに『幸せのレシピ』をありがとう。」というメッセージで、CMは終わります。


家族をつなぐ食卓。そこにはお母さんや家族にとっての「幸せのレシピ」がある──。離れていてもつながる家族たちに寄り添いながら、その食卓を支える自社製品の役割もしっかりとアピール。離れた場所でも同じ味を提供する国際的な食品ブランドならではの秀逸なCMでした。

(via Ads of the World)

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