煙のない世界へ。米たばこメーカーによる、出会い系SNSを使った禁煙啓発キャンペーン

Unsmoke the World

世界最大のたばこメーカー・Philip Morrisが、出会い系SNSのTinderを使ったユニークなキャンペーンを南アフリカで実施しました。

世界保健機関(WHO)の推定では、現在11憶人いるという世界の喫煙者数が、今後5年間で減少する可能性は低いといい、さらに非喫煙者の男女を対象に行われたアンケートにによると、約7割が「喫煙者のパートナーと、たばこのことで喧嘩をしたことがある」と答えているそうで、健康被害はもちろんのこと、たばこは対人関係にも悪影響を与えていることが分かっています。

そこでPhilip Morrisは、9月22日の『国際シングルデー(独身・シングルでいることに誇りを持とう!と呼びかける日)』に合わせ、南アフリカで広く利用されているTinderを活用した禁煙啓発キャンペーンを考案しました。

同社がTinderに作成したアカウントのプロフィール写真には『Let’s Unsmoke the World(煙のない世界へ)』『Here’s to a smoke-free first date(たばこのない初デートに乾杯)』などといったメッセージが掲載されており、ユーザーに対して、より良い出会いのために禁煙するよう呼びかけています。

本施策は2週間で100万人以上にリーチし、世界的に喫煙率を減らしていこうという対話のきっかけ作りに成功。またPhilip MorrisのHPでは、喫煙が及ぼす害について詳細な情報を掲載するとともに、タバコの代替品を紹介するなど、『煙のない世界』の実現に向けて周知活動を行っています。

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