“Alexaのお勧め”で売り上げ6割アップ!米シリアルブランドがAmazonプライムデーに実施したデジタル施策

Case: Hacking Prime Day

年に1度、7月に開催されるAmazonプライムデーは、多くの商品が割引価格で販売され、いつもよりお得にアマゾンで買い物ができるビッグセール。今回はこのプライムデーに乗じて売り上げをアップさせた、アメリカのシリアルブランド・Cheeriosによるキャンペーンをご紹介します。

Cheeriosが着目したのは『アマゾン会員のうちAmazon Echoで音声ショッピングをする人の85%は、アレクサが勧める商品をそのまま購入する』という調査結果。つまり、Alexa(アレクサ)がCheeriosをユーザーにレコメンドしてくれれば、売り上げが伸びるだろうと考えたのです。

アレクサは基本的にユーザーの購入履歴をもとに、同じ商品を再度購入をすすめることが多いので、まずは消費者のカートにCheeriosを入れてもらうことが肝心。そこで同社は、40ドル以上の購入につきCheeriosをひと箱プレゼントするというキャンペーンを打ち出しました。

こうしてシリアルを消費者のもとへと届け、そこから再注文をしてもらおうというのです。

この施策は功を奏し、前年の同じ週に比べ64%も売り上げを伸ばすことに成功。7月にCheeriosを購入したユーザーの約8割がリピーターではなく初めての購買だったことから、アレクサが売り上げアップに貢献したことがうかがえます。

音声ショッピングの特性とユーザーの購買パターンを研究し、売り上げを大幅アップさせることに成功した、秀逸なプロモーションでした。

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