『ラベルのないコカ・コーラ缶』 中東における民族間の差別撲滅を啓発

Case: Remove labels this Ramadan

コカ・コーラが、中東諸国においてラマダン(およそ1カ月の間、日中の飲食を断って神の恵みに感謝する、イスラム教徒の義務のひとつ)の期間に合わせ、『ラベルのない缶』を発売しました。

200以上の民族が存在するというこの地域では、その歴史的背景や宗教の違いにより、長い間争いが絶えません。

今回コカ・コーラは、イスラム教のラマダン期間中、“Coca-Colaのラベルをなくした缶”を発売し、『ラベル(=偏見、レッテル)は缶に貼るもので、人に対して貼るものではありません』と呼びかけたのです。

下でご紹介する動画は、『人は、わずか7秒で他人に対し偏見と先入観を持ってしまう』ということを示す実験を行ったもの。真っ暗な部屋に集められ、互いの顔が見えない状況で談笑する6人の男性たちの様子を収めており、公開1週間で500万回以上も再生されています。

あの有名なロゴが外されたデザインは、やはり違和感がありますが、赤と白の色使いと滑らかな曲線をみれば「Coca-Cola」であることは一目瞭然。

世界的な認知度を誇るブランドだからこそ実現した、非常にインパクトのあるキャンペーン。『文化や宗教の違いはあれど、私たちはみな同じ、人間なのだ』というメッセージが強く伝わってきます。

動画はコチラ

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