国産養殖サーモンを統一ブランド化|ニッスイが仕掛ける食卓定番化戦略

ブランド食品を、単発のヒット商品ではなく食卓の定番にするには何が必要なのでしょうか。ニッスイはブランド名の統一に加え、試食・調理実演・レシピ提案まで一気通貫で設計し、国産養殖サーモンの価値を“選ばれる理由”として定着させようとしています。

その一環として、2026年5月27日(水)に「国産養殖サーモンに関する事業説明会 兼 試食会」を開催しました。

説明会では、グループ会社である弓ヶ浜水産の商号変更とあわせ、国産養殖サーモンの統一ブランド「ニッスイサーモン」の展開開始を発表し、ブランド統一による認知集約を進めながら、国産養殖サーモン市場の強化を図る方針を示しました。

今回の焦点は、商品単位の販促ではなく「国産養殖サーモン」自体に共通の旗印を立てた点です。水産カテゴリーは商品単位での訴求が中心になりやすい中、ブランド名を統一し、認知を集約することで、中長期的なブランド形成を狙っています。

また、ブランド立ち上げを単発発表で終わらせず、多面的なブランド接点を設計している点も特徴です。

試食会では、キャンペーンイメージキャラクターを務めるのんさんと、料理人の笠原将弘さんを招き、トークセッションや調理実演を実施。試食・調理実演・レシピ提案まで含め、商品の魅力を実際に味わいながら理解できる場をつくっています。

調理実演では、笠原将弘さん考案のサーモンの和風カルパッチョやトマト照り焼きといったレシピを紹介。生食に加えて加熱レシピも提示したことで、利用シーンがふだんの献立へ広がります。

刺身だけだと頻度が伸びにくい層にも家で再現できる選択肢を渡し、購買の継続(定番化)につなげる設計です。

また、SNS上でも説明会開催直後からさまざまな反響が寄せられています。

投稿では、「普段から食べているニッスイの商品だから気になる」といった投稿も見られ、ブランドへの親近感もうかがえます。

また、国産養殖サーモンの生産背景や、全国5ヵ所で養殖事業を展開している点への関心も寄せられており、商品そのものだけでなく、ブランドストーリーや供給体制への興味喚起にもつながっているようです。

品質訴求だけで差別化することが難しくなっている、現代の食品市場。今回の施策は、ブランド統一、接触機会の設計、利用シーン調理方法の提案を組み合わせることで、ブランド認知の獲得だけではなく、食卓の定番化まで見据えたブランド戦略事例です。

その他のPR事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=25
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/

ランキング

最近見た記事

最新記事

すべて見る