書店のない駅前に32区画 ネクステップが約5畳の「日々書店」を開設

福岡県那珂川市の不動産会社・株式会社ネクステップは、JR博多南駅前のビル2階に、シェア型書店「ブックマンション 日々書店」を2026年10月27日(火)にグランドオープンしました。店内は約5畳で、棚は32区画。10月14日(水)時点で10人の「棚主」が参加し、10月1日からプレオープンしています。

日々書店では、棚主が30センチ四方の棚を借り、古本やZINE、リトルプレス、ハンドメイド作品などを選び、価格を決めて販売します。ひとつの小さな空間に複数の選書や表現が並ぶ仕組みです。

シェア型書店「ブックマンション 日々書店」

那珂川市は人口約5万人で、JR博多南駅から博多駅まで新幹線で最短約8分という交通環境にあります。一方、通勤・通学者が立ち寄れる駅周辺には書店がなく、こうした地域の状況が開設の背景にあります。一般財団法人出版文化産業振興財団の調査によると、2025年8月時点で、新刊書籍を扱う書店が1店もない「無書店自治体」は全国に498あり、全市区町村の28.6%を占めています。

企画は、同社社員の上野さんの提案から始まりました。2020年に那珂川市のまちづくり人材育成事業「まち活UPなかがわ」で構想を発表し、2023年からはシェア型書店「本屋くるり」で棚主を経験。日々書店の本棚は、社員たちが協力して手作りしています。

シェア型書店「ブックマンション 日々書店」

ネクステップは1989年の創業以来、地域密着の不動産事業を展開し、地域情報サイト「ナカナビ」も運営してきました。同社は「良い家があるだけでは、人は豊かに暮らせない」とし、住まいの提供に加え、人と人が出会い、交流できる場として同店を位置付けています。

地域課題を発信する際、課題の大きさだけでなく、自社の事業や社員の経験から生まれた具体策まで示すことで、取り組みの背景が伝わりやすくなります。日々書店は、書店のない駅前という状況に対し、小さな場所と複数の棚主による仕組みを形にしたPR事例です。

その他のPR事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=25
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/

ランキング

週

月

最近見た記事

最新記事

すべて見る