F1サーキットにマックのロゴを発見! レースと連動したクーポン施策

時速300kmを超えるスピードで駆け抜けるF1マシン。車体にブランドロゴを掲出しても、レース中にじっくり見てもらうのは簡単ではありません。

そこでマクドナルドが目を付けたのは、レーシングカーではなく、サーキットの形状そのものでした。

世界的な人気を誇るF1では、企業がレーシングカーやコース脇にロゴを掲出するスポンサー広告が広く活用されています。しかし、マクドナルドは従来とは異なる方法で、ブランドをレースの一部に組み込むことを考えました。

世界各地の24のF1サーキットを上空から確認したところ、コースの一部にマクドナルドの象徴である「ゴールデンアーチ」を連想させるカーブが存在することを発見。そこで、これらの区間を「Golden Zone(ゴールデンゾーン)」と名付け、レースの進行と連動するキャンペーンを展開しました。

 

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仕組みはシンプルです。F1のレース中、ファンがマクドナルドの公式アプリを開いて待機。先頭車両がゴールデンゾーンに進入すると、アプリ上に割引クーポンが出現します。

ただし、獲得できるのは車両がその区間を通過するわずか数秒間だけ。周回ごとに異なる特典が用意され、レース中に何度も参加できる、ゲーム感覚で楽しめる仕掛けです。

さらに、F1の人気配信者たちも参加を呼びかけ、レース観戦とアプリ利用を結びつけました。

この企画の特徴は、特定のレースだけで完結しないことです。各国のサーキットにあるカーブを活用するため、世界各地のグランプリに応用できます。実際に、中南米の複数市場で展開され、レースが開催されるたびにファンが参加できる仕組みをつくりました。

 

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制作会社TBWAによると、キャンペーン期間中にはレース中のアクティブユーザーが230万人に達し、1ヵ月間で270万件以上のアプリダウンロードを記録。売上も7%増加したと報告されています。

視聴者を単なる観客から、キャンペーンに参加するプレイヤーへと変えた今回の施策。既存のレースコースを新たなブランド接点として活用し、認知拡大とアプリ利用の促進を両立させた、マクドナルドのクレバーな発想が光る事例です。

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