PreMed、クリニックのレセプト点検を自動化。毎晩の全件点検と提出前の関門で、人が見るのは判断が要る例外だけに プレスリリース

医療機関の運営支援を行うPreMed株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:古田 泰之)は、パートナーであるKAIZENグループのクリニックから受託しているレセプト(診療報酬明細書)の点検業務を自動化し、レセプト点検の仕組み「レセプトニスト」として本格的に稼働させました。

レセプトニストは、毎晩その月の診療をすべて点検し直し、翌朝には「直す必要があるもの」の件数を知らせます。月に一度の提出の前には、受け付けられない誤り、提出漏れ、すでに提出したレセプトとの二重請求が残っていないかを確かめ、一つでも残っていれば提出を止めます。人が見るのは、病名の追加や算定の可否など、医師や医事の判断が要る例外だけです。2026年10月の提出(9月診療分)では、グループの2つのクリニックとオンライン診療、あわせて3か所のレセプトを、この流れで点検して提出しました。

レセプトニスト――毎晩動く、レセプト点検の仕組み

開発の背景:月末に、まとめて人が見ていた

KAIZENグループのクリニックでは、レセプトの点検が、月末から提出日までの数日に集中していました。

  • 一か月分の誤りを、提出前の数日でまとめて見つけて直す必要があった

  • 点検ツールの指摘が多く、本当に直すべきものが「様子見」の指摘に埋もれていた

  • 返戻(差し戻し)になったレセプトは、理由を調べて翌月以降に請求し直すところまで手作業だった

  • 提出日にしか起きない作業は、手順が人の記憶にしか残らず、翌月にまた一から考えていた

PreMedは、点検の手間も、提出前に見つかる誤りの多くも、「月末にまとめて見る」こと自体から生まれていると考えました。そこで点検を毎晩に分け、人が判断しなくてよいものは機械に任せる仕組みを作りました。

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レセプトニストの主な特長

毎晩、その月の診療をすべて点検し直します

その日の診療だけでなく、月の初めからの診療を毎晩すべて点検し直します。病名を後から足したり会計を直したりしても、翌朝の結果に反映されます。朝はチャットに「残り何件」とだけ知らせ、患者さんの名前は載せません。月末にまとめて見つけていた誤りを、診療の翌日から少しずつ直せるようになりました。

毎晩の点検の結果と、日ごとの残りの件数(画面はデモ用の架空のデータです)

人に届くのは、判断が要る例外だけです

点検の結果は、直す必要があるものと、機械では決められないものに分けて届きます。人はその例外に「直す」「直さない」を返すだけです。○を付けたものはレセコンへの書き込みまで済み、直したあとの点検し直しも、その夜に機械が行います。指摘の数を増やすのではなく、本当に直すべきものだけを前に出すことを大切にしています。

人に届くのは、判断が要る例外だけ。○を付ければ、レセコンへの書き込みまで済む(画面はデモ用の架空のデータです)

算定できるものも、毎晩探します

毎晩の点検では、誤りだけでなく、算定の要件を満たしているのにまだ請求に載っていない項目も探します。見つかったものは候補として届き、算定するかどうかは医師と医事が決めます。取りこぼしを拾って点数を上げることも、医院の収益を第一に考えるPreMedにとって、点検の大切な役目です。

提出の前に、関門を通します

提出用のファイルを作ったら、受け付けられない誤りが残っていないか、作ったはずのレセプトが抜けていないか、すでに提出したレセプトが紛れ込んでいないかを確かめます。一つでも見つかれば、提出を止めて理由を示します。

提出の前に関門を通し、直すものが残っていれば止める(画面はデモ用の架空のデータです)

返戻になったレセプトも、次の請求に載せ直します

返戻になったレセプトは、理由を確かめて直したうえで、翌月の提出ファイルに載せ直します。これまで医事の担当者が一件ずつ行っていた作業です。

止まったら、自分で知らせます

毎晩の点検が止まったクリニックがあれば、人が気づく前に、開発の課題として自動で登録されます。直れば、その課題も自動で閉じます。点検が止まっていたことに、月末になってから気づく、ということがないようにしています。

判断は、医師と医事が行う

レセプトニストが、請求の内容を自分で決めることはありません。病名の追加、症状の詳しい記載、算定するかどうかといった判断は、医師と医事が行います。点検のルールは、公開されている審査の点検基準と、実際に受けた審査の指摘をもとに作っています。機械が自分で書き換えてよいのは、あらかじめ決めた機械的な置き換えだけです。レセコンへの書き込みは人の確認を経てから行い、何を変えたかはすべて記録に残ります。

提出日に手で直したことを、翌月には道具に

レセプトニストは2026年6月から、毎月の提出で実際に使いながら作り込んできました。PreMedは、医療機関の運営を支えながら、その業務の仕組みを少人数のチームでAIエージェントとともに開発しています。

レセプトの提出日には、その月にしか起きない手直しが必ずあります。2026年10月の提出でも、患者さんの氏名の履歴、保険の記号・番号、病名の登録などを、その場で手を動かして直しました。私たちは、こうした手直しをその日のうちに道具と手順書にし、翌月からは一行の指示で済むようにしています。提出のたびに、次の月の手数が減っていきます。医療事務の人数を減らしても、毎月の提出が回る体制を目指しています。

今後の展開

レセプトニストは、KAIZENグループの婦人科の2つのクリニックとオンライン診療で稼働しています。今後は、グループのほかのクリニックにも広げていきます。あわせて、審査の結果(増減点・返戻)を取り込んで点検のルールを自動で見直す仕組みを整え、提出のあとまで一続きで扱えるようにします。

院ごとの残りの件数は、毎朝チャットに届く(画面はデモ用の架空のデータです)

予約のGalapagos、電子カルテのXとも、つないでいきます

いまのレセプトニストは、レセコンに登録された診療の内容を点検しています。今後は、PreMedが開発したクリニック向けの予約システム「Galapagos」や、開発中の電子カルテ「X」ともつなぎ、予約から診察、レセプトの提出までを一続きで扱えるようにしていきます。予約や診察の時点で分かっていることを点検にも生かし、取りこぼしを拾って点数は上げ、医療事務の人数は減らしていきます。医院の収益を第一に考えた仕組みを、これからも作り続けます。

予約のGalapagos、電子カルテのXともつないでいく(破線は、これからつなぐところです)

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代表コメント

レセプトの点検は、医療機関の収入を支える大切な仕事ですが、毎月同じ時期に同じ人に負担が集まる仕事でもあります。私たちは、点検そのものを人の頑張りに頼るのではなく、毎晩動く仕組みに移しました。機械に任せられることは機械に任せ、人は医師と医事にしかできない判断に時間を使う。そのために、提出のたびに見つかった手間を、その月のうちに仕組みに変えています。クリニックの業務は、点検に限らず、まだ人の手に頼っているところが多くあります。運営を支える私たち自身が仕組みを作り続けることで、スタッフが目の前の患者さんに使える時間を増やしていきます。

PreMed株式会社 代表取締役 古田 泰之

会社概要

PreMed株式会社

  • 所在地:〒100-6609 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー9F

  • 代表者:代表取締役 古田 泰之

  • 設立:2022年2月

  • 事業内容:医療機関の運営支援(経営企画・事業開発・業務システムの開発)

  • URL:https://www.premed.jp/

KAIZENグループについて

「クリニックに通うことを、ポジティブな体験にする」を理念に、東京都内で婦人科・不妊治療のクリニック3院(目黒・品川高輪・旗の台)とオンライン診療を運営する医療法人グループです。2026年11月には、自由が丘に小児科「キッズクリニックまるまる」を開院する予定です。

配信元: PR TIMES
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