捨てられる雪が真夏の宝物に 280kmの距離から海老名に届く「雪でアソビナ」

三井ショッピングパーク ららぽーと海老名は、2026年7月25日(土)10時から16時まで新潟県長岡市山古志の天然雪で遊べる無料イベント「ららぽーと海老名 presents 雪でアソビナ」を、海老名駅西口中心広場で開催します。2014年に始まった本イベントは今年で10回目を迎え、真夏の駅前に本物の雪山が出現します。

使われるのは、日本有数の豪雪地帯である山古志に降り積もった天然雪です。電力を使わない古来の貯蔵法「雪室」で夏まで保管され、約280kmを運ばれて海老名に届きます。

雪室で夏まで貯蔵された天然雪を運び出す様子

雪国では処分に手を焼く冬の雪が、夏にはみんなを笑顔にする宝物に変わるという、「雪国の皆さんと日本が世界に誇る資源をあらためて考えるエコな取り組み」です。

会場には、雪だるま作りや雪遊びを楽しめる「雪の広場」、ソリとスキー・スノーボードの体験ができる「特設ゲレンデ」、協賛企業とららぽーと海老名出店店舗による「企業・店舗ブース」が並びます。後援には海老名市と海老名市教育委員会が名を連ね、地域ぐるみの夏の行事として続いてきました。

雪の広場で雪遊びを楽しむ子どもたち

発想の起点は、雪の価値の反転です。温暖化の影響で、首都圏の子どもたちにとって雪遊びは貴重な体験になりつつあります。

リリースは本プロジェクトの意義を、電気エネルギーに頼らない「涼」の提供、雪室による持続可能な資源活用、都市部の子どもたちの体験格差の解消という3点に整理。商業施設の集客イベントでありながら、猛暑と気候変動という社会課題と向き合う姿勢も示しています。

もうひとつ見逃せないのが、10年という長きにわたる継続の積み重ねです。毎年夏に同じ場所で開かれることで「海老名の真夏の風物詩」としての認知が育ち、施設と街の結びつきを強めてきました。

協賛企業のブースがウィンターリゾートへの興味喚起や商品体験の場を兼ねるなど、参加する側にも役割がある点も、続いてきた理由のひとつといえるでしょう。

リリースでは「日本の資源である雪を、夏の非日常体験に」という信念が語られています。捨てられるはずのものに新しい価値を見出し、10年かけて地域の文化に育てる。サステナビリティとエンタメを両立させたいと考える企業にとって、参考になる取り組みです。

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