クーリッシュと爽が日本の夏をアップデート 全国に涼を届けるロッテの体験型CSR

最高気温40度以上の「酷暑日」の新設や、春と秋が短くなり夏と冬が長期化する「二季化」の進行など、日本の夏は過酷さを増しています。

三重大学の研究では過去42年間で夏の期間が約3週間伸び、2024年には133日間と1年の3分の1を超える長さに達したことが判明。さらに、外気温の高まりから子どもの屋外活動が制限され、夏ならではの学びの機会が失われる「体験格差」の拡大も懸念されているそうです。

株式会社ロッテが全国2,000名を対象に実施した調査でも、暑さを理由に諦めた夏の行動が「増えている」と答えた人が64.9%に達するなど、不快感にとどまらない実際の行動変容が浮き彫りとなっています。

こうした現状を受け、同社はアイスブランド「クーリッシュ」と「爽」を通じて、人々が涼しく過ごせる場所を増やす「クールシェルタープロジェクト」を2026年7月23日(木)から始動します。

本取り組みでは、大型シェルターや日よけパラソルを用いた「涼スポット」を各地へ順次開設します。単に商品を届けるだけでなく、ブランドが持つ冷涼感という価値を屋外空間の環境整備へと転換し、涼しく過ごせる体験と場所を増やす役割へと拡張する試みです。

東京のMIYASHITA PARKでは、2026年7月23日(木)から8月19日(水)の間、憩いの空間を提供するとともに、2日間限定でアイス1万個の無償配布を実施。

また、片瀬西浜海水浴場では2026年7月24日(金)から9月13日(日)まで、オリジナルデザインの有償パラソル貸出とアイスの提供を連動させ、8月からは大阪のなんば駅前広場や埼玉の熊谷へと拡大する計画です。

このプロジェクトの主軸である両ブランドにおいては、TVCMなどのプロモーションも並行して進められています。

4月から放映中のSixTONES・ジェシーさんが出演するクーリッシュのCMでは、T-SQUAREの名曲『TRUTH』のメロディーに乗せて爆走する演出で、喉から体の深部まで駆け抜ける冷涼感を表現。

さらに7月からは、初音ミクさんと星街すいせいさんが共演し、キタニタツヤさんの『青のすみか』をカバーする2商品合同の新CMを展開しています。実写とアニメーションを組み合わせた映像構成になっており、両ブランドに共通する「青」を基調とした演出が特徴です。

多角的なメディア表現を通じて一貫した「涼」のイメージを発信することで、各地に開設される涼スポットの存在感を高め、より涼しげな空気感の醸成にもつながりそうです。

なお、今回の施策を単発のイベントに終わらせず社会全体の課題解決へと位置づけるため、同社は新たに「クールシェルター評議会」を発足しました。メンバーには気象学の立花義裕教授や公衆衛生学の藤原武男教授をはじめ、三井不動産や社会団体「アツいまち」が名を連ねています。

有識者や他企業を巻き込んだ推進組織を組成することで、社会全体で長期化する夏との向き合い方を見直す仕組みです。

単なる自社のアイスプロモーションにとどめず、屋外で涼しく過ごせる環境づくりを中長期的な社会運動へと接続。持続可能なまちづくりへの寄与から実売期における話題化まで、マーケティングとCSRを多重的に機能させる事例となっています。

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