コーヒーの入り口を子どもにひらく UCCが神戸の小学校で開いた出前授業

UCC上島珈琲株式会社は、2026年6月5日(金)に創業の地である神戸市の市立真陽小学校で、5年生25名を対象とした出前授業を開催しました。テーマは「コーヒーってどこから来るの?」。子どもたちにとっての“マイファーストコーヒー”のきっかけづくりを狙った取り組みです。

出前授業で講師を囲み机で学ぶ小学生たち

飲料ブランドの間では、まだ商品を口にしていない層を「未来の顧客」として、長い時間軸で育てる発想が広がっています。人口が減り市場が縮む国内では、目先の1本を売る以上に、将来の需要そのものを設計する必要が高まっているためです。

UCCが長く掲げてきたのは「コーヒーから生まれる笑顔のために」という考え方です。今回の授業も、味や価格を語る前に、コーヒーがどこで育ち、どんな課題を抱えているのかという背景を子どもと分かち合う内容でした。売り込む前に、まず好きになってもらう。その順序が、ブランドの姿勢とそのまま重なります。

授業で使われたUCCのコーヒークイズ回答用紙

授業では、サステナビリティ推進室の社員が講師を務め、10問のクイズと実物体験を交えたプログラムを実施。焙煎前の生豆や挽いた粉に実際に触れ、地球温暖化がコーヒー栽培を脅かす「コーヒーの2050年問題」も紹介しました。

クイズコーナーでは「UCCミルクコーヒー」の3色の意味を出題。児童たちが「焙煎した豆(茶)」「コーヒーの花(白)」「熟した実(赤)」と元気に答える一幕もありました。参加した子どもには、2026年3月に発売したパウダータイプの新製品などがお土産として手渡されています。

この施策のポイントは、社会貢献活動を一過性の取り組みにとどめず、将来的な需要創出につながる接点として位置づけている点です。

授業で芽生えた関心は、7月1日(水)にリニューアルしたUCCコーヒー博物館(関連記事はこちら)での親子向けセミナー(2026年8月1日・2日開催)へと接続され、家庭に持ち帰った新製品が最初の一杯になります。

啓発とプロモーション、そしてSDGs教育が、ばらばらの活動ではなく一続きの体験として設計されています。

コーヒークイズの回答用紙に記入する小学生

目の前の売上ではなく、十数年先の想起を仕込む。飲料に限らず、購入年齢に下限のある商材であれば応用できる考え方です。子どもの記憶に「最初の体験」を丁寧に刻み込むことが、将来のブランド選択に影響を与えていくでしょう。

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