愛されて20周年ーーパルム偏愛者のための展覧会は体験型

「大人のための」アイスクリームとして商品開発されたという森永乳業のアイスクリームバー、パルムの発売20周年を記念して、展覧会「大パルム展」が2025年7月3日(木)から7月7日(月)までの期間、WITH HARAJUKU HALL(東京・原宿)で行われます。

このイベントでは、見て、嗅いで、触れて、そして食べることで「偏愛なる世界」を体験できるというもの。入場時に配布されるというクイズ「パルム愛検定」にチャレンジすると、来訪者が作ったオリジナルパルムをできたての状態で食べられます。

あらかじめ用意されたチョコレートに、自分でバニラアイスバーをディップして、好きな2種類のトッピングでデコレーションをして仕上げるという体験はパルムへの愛の深さに関わらず、さまざまな人が楽しめます。

このほかにも場内にはさまざまなコンテンツを用意。会場に足を踏み入れると、まずは製品CMに出演している俳優・竹野内豊さんのナレーションで、展覧会の各コンテンツが紹介されます。

20周年を迎える歴史ある製品ならではのコンテンツとして、過去発売商品を一挙に展示するコーナーを用意。その「パルムのすべて」では、100種以上のラインアップを展示することで、そのフレーバーの変遷、リニューアルの軌跡を通じて、メーカーのおいしさへの飽くなきこだわりを伝えます。

さらに、パルムラバーの“一口目”を型どりしたという「マイ・ファースト・バイト」というユニークな展示も。ここでは、竹野内豊さんや、製品開発者である森永乳業株式会社食品開発研究所・副所長の岩井大さんらに「ひとくちかじられた」パルムが並びます。

商品の断面をモチーフにしたパッケージや、パルムを口にした感覚を「独特の瞬間」「はむっと食感」と名付けている製品ならではの展示アイデアで、まさにパルム偏愛者にはたまらない瞬間をもたらすことでしょう。

今では想像しにくいですが、製品開発・発売当時のアイスクリーム市場は子供向けのアイスが主流でした。乳業メーカーとして、アイスクリームの味わいにこだわるだけでなく、チョコレートの味わいも理想を追い求めたことで現在の人気を確立したパルム。その集大成となるイベント事例です。

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